「偏った思考を克服する方法」現実的な視点で心を軽くしよう

飯塚和美

飯塚和美

テーマ:生きづらさを感じる時

現実的な視点を取り戻そう

 私たちは日々の生活の中で、様々な問題や困難に直面します。そんな時、冷静に客観的に物事を見ることは実はとても難しいものです。

なぜなら、私たちは自分のフィルターを通して世界を見ているからです。この「認知のゆがみ」と呼ばれる現象は、時に私たちの心を重くし、不安を増幅させます。しかし、このゆがみを修正することで、心を軽くし、より現実的(客観的)な視点を持つことができます。

例えば、連続して失敗を経験すると、「自分は何をやってもだめだ」と思い込んでしまうことがあります。しかし、よく考えてみると、過去には成功した経験もあるはずです。失敗もあれば成功もある、それが現実です。

どうすれば客観的に事実を捉えられるのでしょうか?


他人の視点を取り入れる

自分自身に対しては厳しい目を向けがちですが、友達に対してはどうでしょうか。友達が同じ問題に直面しているとしたら、どのようにアドバイスするでしょうか。

自分の友達に対しては、慰めつつも現実的なアドバイスをすることができるでしょう。この他人の視点を自分自身に取り入れることで、偏った思考から抜け出す手助けになります。


心のゆがみを修正する

認知のゆがみは心をつらくしますが、それを現実的に修正していくことが重要です。例えば、失敗が続いて「自分はダメな人間だ」と感じた時には、「ミスすることもあれば、うまくいくこともある」という事実を思い出しましょう。

「みんなから嫌われている」と思う時も同様です。全ての人に好かれることは不可能ですが、少なくとも自分を好いてくれる人もいるはずです。過去に誰かから好かれた経験があるなら、それも事実の一部です。




プラスの部分も認める

大切なのは、マイナスの部分も認めつつ、プラスのことも受け入れることです。過去のゆがんだ思い込みを外し、現実的な視点で物事を見る癖をつけましょう。

「絶対こうあるべきだ」という自分のルールを捨て、「こうあることは理想だが、そうでないこともある」と柔軟に考えることが大切です。

新しい現実的な視点を持つ

過去の考え方にとらわれず、新しい視点で物事を見ることができれば、心はずっと楽になります。認知のゆがみを修正し、現実的な視点を持つことで、日常の困難にも柔軟に対応できるようになります。



これからは、自分に対しても優しく、現実的なアドバイスを心がけていきましょう。心の健康を保ち、より豊かな生活を送るための一歩を踏み出してみてください。

カウンセリングの他に、対面・オンラインによる心理講座も開催しています。
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飯塚和美
専門家

飯塚和美(心理カウンセラー)

カウンセリングルーム『大空』

電話相談含め8,000千人のカウンセリング実績。幼い頃からしみついた考え方の癖や枠を取り除き、生きづらさを解消します。リピーターが多く講座を含め日常で壁にぶつかると訪れたくなる、親しみやすさが好評

飯塚和美プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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