ネガティブ思考は過去についた心の癖が原因

飯塚和美

飯塚和美

テーマ:生きづらさを感じる時

過去に言われた言葉がネガティブ思考を作り出す


ポジティブになりたいと思っていても、いつも気が付くとネガティブな事を想像してしまう。
相手がそんなつもりはなくても、悪い方向に考えてしまう、そんなことはありませんか?

それは幼少期から言われ続けた言葉が、悪影響を与え続けていることが原因です。
身近にあなたに対して、否定的な言葉を使っていた人が、きっといたはずです。

「なぜできないの?」
「ダメじゃない、こんな事しちゃ」
「お姉ちゃんはできるのになぜあなたはできないの?」
「そんなこともできないなんて誰に似たのかしら?」
「お前にはがっかりした」など
どれも子供にダメなイメージを植え付けてしまいます。

過去に誰かと比較されて育つと、人がひどく気になります

もっと良くなって欲しいと思って、何気なくかけた言葉も、人と比較する言葉が多いと「常に人を意識しなさい」という誤ったメッセージになってしまう事もあります。
幼少期から周りを気にする癖ができると、自分の気持ちを考えるより先に、人からどう見られるかが一番に気になってしまいまい、生きづらさにつながります。

植え付けられた思考

日頃から親が口にする言葉は、子供に対して大きな影響を与えます。
例え、直接口に出していなくても、態度に出されていた場合(子供がそう思って気を使っていた場合)も同じです。
親としてはそんなつもりはなくても、否定的な態度、言葉、状況などから「そのままの自分ではだめ」と心の中に根付いた否定的な気持ちは、大きくなっても知らず知らずに影響を受け、気付かぬうちにネガティブ思考が定着してしまいます。

これからできる事

子育て中の方は、「○○だからダメ」などの否定的な言葉ではなく「あなたはできる」「ここが出来るようになってすごいね(嬉しいね)」など、やる気が出る言葉かけを意識してみてください。
これは簡単なようですが、自分が親から否定的な言葉を言われ続けていた方は、結構むずかしくなります。
その場合は、まずは自分から・・・
自分に対してダメ出しをせず、できているところ、うまくいっているところに注目をして、自分自身を認めて褒めてください。
自分で自分の良いところ探しをする癖をつければよいのです。

自分にダメ出ししている人は、子供にもダメ出ししやすい

実は、ダメ出ししている親もまた、自分の幼少期に、ダメ出しをされていたり、自分をそのまま出せない状況にいた方が多いのです。
まずは、自分を追い込む「不安な言葉」をやめましょう。
「どうせうまくいかない」
「私は嫌われている」
「人間関係が苦手」
「良い事なんてない」など

言葉は未来に影響する

出来事は過去へと流れていきますが、言葉は未来に影響を与えます。
不安な未来を想像しても、何の解決にもなりません。
どうしてもその不安が消えないときは「もし最悪そうなったらどういう事をするか?何ができるか?」を考えておくと心の負担が軽減されます。
それから、もし不安なことが起こったら、自分にどんな影響があるのか?を考えるのも良いかもしれません。
以外にたいしたことが無い場合も多いのです。

「どうせ、何とかなる」(今まで何とかなってきたはずです)
「どうせ、うまくいく」など
口に出して、口癖にしてみてください。

心についた癖は、気を抜けば出ていまします。
あきらめずにやり続けると、その口癖が新しい癖に変わります。

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飯塚和美
専門家

飯塚和美(心理カウンセラー)

カウンセリングルーム『大空』

電話相談含め8,000千人のカウンセリング実績。幼い頃からしみついた考え方の癖や枠を取り除き、生きづらさを解消します。リピーターが多く講座を含め日常で壁にぶつかると訪れたくなる、親しみやすさが好評

飯塚和美プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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