毒親の呪縛から抜け出せなくて、生きづらさを感じる人たち

飯塚和美

飯塚和美

テーマ:生きづらさを感じる時

毒親とは

「子供の人生を支配、子供に害悪を及ぼす親」と言われています。

子どもに対して心理的な虐待を行う親の事を指します。
心理的虐待は、身体的虐待や性的虐待と同様に深刻な問題で、子どもたちの心身の健康に大きな影響を与えます。
心理的虐待は、次のような行為です。

・親が子どもに対して関心を持たず、無視したり、放置したりすることで、子どもが自己肯定感を失い、孤独感や不安感を抱きやすくなる

・子どもが話をしても親が無視することで、子どもは無力感や自己否定感を抱きます。

・親が子どもを常に批判したり、責めたりすることで、自己肯定感が低下し、不安や恐怖を感じやすくなります。

・親が子どもを脅迫したり、恐怖心を与えたりすることで、子どもが常に警戒心を強め、不安や恐怖を感じやすくなります。

・子どもが相談したり、助けを求めたりしても、親がそれを取り合わなかったり、助けなかったりすることで、子どもたちが自己否定感や無力感を抱きます。


・過剰な干渉や暴力・暴言などで子供を思い通りに支配することもあります。

私自身毒親という言葉は使いたくありませんが、それほど極端ではなくても、気付かないうちにそうなってしまう親もたくさんいます。
無我夢中、一生懸命で子供を傷つけているつもりもない方もたくさんいると思います。

毒親の特徴

支配的な態度や過剰なコントロール
意図的な無視や排除
意図的な傷つけや攻撃
意図的な否定や批判
意図的な罵倒や暴言
意図的な威嚇や脅迫
意図的な不安や恐怖を与える行動
一貫して不公平な扱いをして、子どもに自己評価や自信を持たせない行動、母親や父親の自己中心的な態度や、自分の欲求を子どもに押し付けることなどします。

このように毒親と呼ばれる方々は、子どもの精神的、身体的、社会的発達に深刻な影響を与えることがあります。
このような親との関係を解消し、回復することが重要です。

カウンセリングで聴く、生きづらさを訴える人たち

常に人から嫌われるのが怖くて、自分の気持ちを出すことができず、自分がどうしたいのか分からないと言います。

パートナーに浮気されるのではないか?いつも不安を覚え、感情のコントロールが効かない、相手の気持ちを常に確かめないと気が済まないと言います。

人から悪く思われているのではないか?相手を信じる事が出来ず、常に相手に対して悪くとるため、人間関係が築けないと言います。

幼少期に感じた不安などの気持ちが現在の感情に大きく影響しています。

カウンセリングは、そういう生きづらさを抱えるご相談がたくさんあります。

良い子を演じなければならない子供時代

大人に保護されなければ生きていけない子供時代、常に子供は親からの愛情が欲しくて無意識に親の関心を引こうとしています。

親の言うことをきかないと嫌われると思い、良い子を演じてしまいます。

自分の気持ちを聞いてもらえない事が続けば、子供は気持ちを言ってはいけないと思い、伝えることをあきらめて我慢を覚えてしまいます。

常に人の顔色をうかがい、自分らしくいられない大人になってしまいます。

幼少期についた癖はなかなか消えるものではありません。

大人になっても、恋人、夫婦関係に支障を起こしやすく、人に対して過度に従順になったり、または反抗的になったり、心や体にトラブルを起こしやすくなります。

親に辛い気持ちを吐き出しても解決にはならない

「辛い気持ちを思い切って親に打ち明けた」という方は多いのですが、たいてい同じ答えが返ってきます。

「覚えていない」
「そんなつもりがなかった」

「思い悩んで思い切って言ったのに…」と何とも言えない気持ちになったという方もいます。
「なぜ分かってくれないんだろう」とさらに辛い気持ちになったという方もいます。

離れなければいけない関係もある

大人になっても子供の行動に何かと口出し、自分の思い通りに子供を動かそうとする、思い通りにするためにあの手この手でいう事をきかせ続ける場合は、離れる事が一番です。
物理的に離れるのが望ましいのですが、 心の中で距離をとる事が必要になります。

親に頼らなければ生きていけなかった子供時代とは違い、自分で生きていける大人になったという事を理解してください。

例えば

否定的な言葉や傷つくことを言われたら
「お母さんはそういう気持ちなのね」と相手の気持ちを理解するだけ、お母さんのように私はそう思わなくても良いのです。

親の感情や言葉に巻き込まれないようにして自分の心を守ってください。

毒親とのかかわり方

距離をとることが一番です。
毒親との関係がストレスや心理的苦痛を引き起こす場合、距離をとることが必要です。この場合、離れた場所に住んだり、頻繁に連絡を取らなかったりすることが効果的です。

毒親とのかかわりが必要な場合、自分の境界線を明確にすることが大切です。自分の意見や感情を尊重し、毒親の攻撃的な態度に対して自分自身を守ることをしましょう。

毒親とのかかわりが問題を引き起こしている場合、プロの支援を求めることが役立ちます。精神保健専門家やカウンセラーに相談し、適切なアドバイスを受けることができます。

毒親からの批判や攻撃に晒された場合、自分自身を肯定することが必要です。自分自身の価値を認め、毒親からの否定的なメッセージを受け止めないことが大切です。

毒親とのかかわり方は、個人によって異なります。でも、自分自身を守り、自己肯定感を高めることが重要です。

知らずになってる毒親

ご相談の中には、大人になった子供から「毒親」と言われて来る方もいます。

何不自由なく育てたつもり
習い事や塾にもお金をかけ、有名大学、一流会社に勤めさせ、周囲からは「どうしたらこんな良い子に育つのか」と聞かれることもあり、子育てに成功したと思っていた自分が、子供から浴びせられる言葉に戸惑い、カウンセリングを受けに来る方もいます。

子供からそう言われ、「どう償えばよいのか」という方も来ます。
大人になった子供から同じことを言われ責め続けられる場合、子供側は親が心から理解していないと思っていることが多いのです。


カウンセリングでは、言えなかった思いを吐き出してもらい、今後どういうかかわり方をしたらよいかのアドバイスもさせていただきます。

毒親からの回復法

毒親からの否定的なメッセージに晒された場合、自分自身を受け入れることが重要です。
自分自身の感情や欲求を尊重し、自己肯定感を高めることができます。

毒親からのトラウマや傷を受けた場合、過去を受け入れることが必要です。過去を認め、現在に焦点を合わせることができます。

それから、プロの支援を受けることが、毒親からの回復に役立ちます。心理療法やカウンセリングを受けることで、自己理解や自己肯定感を高めることができます。

自分自身を大切にすることが、毒親からの回復に効果的です。睡眠や栄養バランスの取れた食事、運動などを行うことで、身体的、精神的健康を保つことができます。

毒親からの否定的なメッセージに晒された場合、自分自身の価値を見つけることが必要です。自分自身の得意分野や好きなことを見つけ、自分自身を肯定することができます。

毒親からの回復は、時間がかかる場合があります。でも、自己理解や自己肯定感を高めることで、回復を促進することができます。

親と一緒の場合でとても生きづらさを抱えている方は、自立するための準備をする。資格、職業訓練、社会福祉事務所や就職支援機関などから、アドバイスや援助を受けることも考えましょう。

そして、何より大切なことは、生きづらさを感じるまで頑張ってきた自分自身を認めてください。自分が自分を認めていなければ、誰かに認められても、愛されても、心からそれを信じることはできません。

すぐには難しいかもしれませんが、自己肯定感を高め、人の支援を受けて、自分自身の人生を決めていこうと決心して、今できることから行動してみてください。




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飯塚和美(心理カウンセラー)

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