誰にでも起こりうる不登校~学校に行かない子どもたち
昨日、神田沙也加さんが亡くなったという報道があり、私も娘を持つ母親としてとても心が痛みます。才能もあり美貌も仕事も、何もかも恵まれているように見える方でしたが、(まだはっきりしたことは分からず事故かもしれませんが)外側からでは計り知れない大きな悩みがあったのかもしれません。この報道でマイナスの感情の影響が出ない事を願っています。
ストレスケアで最も大事な事は、ひとりでため込まず、誰かに話す事です。仕事や人間関係に悩み疲れたとしても、家族や周囲の誰かに理解があればなんとか持ちこたえる事が出来ます。心の病気が発症する場合、家族や周囲に理解されないと思っている時や誰にも話す事が出来ないと思う時です。心に疲れを感じる時には、信頼する誰かに素直な気持ちを話すことが重要です。
悩みや辛い気持ちを吐き出すだけで楽になる場合があります。身近に話せないと思う場合は公的な相談窓口やカウンセラーに相談してください。また、本人がストレスをため込んでいることに自覚が無い場合もあります。相手が口に出さなくても下記に記したような症状が見られたら「大丈夫?」と声をかけてみてください。
・元気がなく表情が暗くなった
・外見を気にしなくなる(服装や身だしなみが変わって乱れてきた)
・体調不良を口にするようになる
・周囲と距離を置くようになる
・遅刻や欠勤が増える
・家事や仕事の効率は悪くなり失敗することが多くなる(心が不調になると頭が働かなくなってきます)
・飲酒が増える
・投げやりな態度や死をほのめかす
・大事にしていた物を捨てたり身辺整理をする
・食欲がなくなり痩せる
心に悩みを抱えている人は、誰にも相談できず孤独感を持っている可能性があります。声をかける時は、こちらが思っている事をいろいろ伝えるのではなく、少ない言葉で穏やかに話しかけ、相手から言葉が出るのを待ちましょう。
「最近忙しそうだけど大丈夫?」などさりげない言葉かけをしてください。そして助言というよりは受け止めてあげるだけで十分です。誰かが気にかけてくれていると思うだけでも救われる人はいると思います。