家族から受ける影響Ⅱ

飯塚和美

飯塚和美

テーマ:生きづらさを感じる時


カウンセリングルームそばの桜です。
今日は風が強かったので花弁が風に舞っていました。
年に一度、みんなを楽しませてくれる桜に感謝です。

今日は、前回に引き続き「家族から受ける影響」についてお話ししたいと思います。
前回は心が柔軟で影響を受けやすい子供時代は、環境が大きく影響する。【子供を肯定しない家族】【親の期待が大き過ぎた家庭】【子供を甘やかしすぎる家族】で育つ影響についてお話ししました。
今回は、【子供を否定する家族】【依存症の家族がいる家庭】の話をしたいと思います。


【子供を拒否する家庭】
「お前なんか生まれて来なければよかったのに」
「お前なんか生むんじゃなかった」
「お前が男の子(女の子)だったらよかったのに」
言った本人は軽い気持ちで言ったとしても、これらの言葉はお子さんを否定する言葉です。

例え,言う事を聞かなくて言い合いになり、売り言葉に買い言葉でも,言われ続ければ罪悪感や劣等感をうえつけられてしまいます。自分を受け入れられない、生きていること自体が罪の意識を持つことにもなりかねません。
人生において色々な場面で、暗く悲観的に物事をとらえ、また他人から「認めてもらいたい」という気持ちがとても強くなる場合もあります。

【依存症の家族がいる家庭】
家族に依存症などにがいる家庭で、特に薬物依存やアルコール依存症患者が居る家庭は、身体的、精神的な虐待が頻繁に起こることが多く、大きな影響を受ける可能性があります。
親が酔うと暴れるなど、不安定な家庭で育つ子供は、いつもびくびくしていたリ、物事を落ち着いて完成させることが出来ない、衝動的に反応、怒鳴り声や物音に異常に萎縮したり、自分の感情が分かり辛くなり、体から出るサインに鈍くなります。不安定な心を持つ家族の中で育てば、その子供自身もイライラして、怒鳴ったり、物事に一貫性がなく、感情の浮き沈みが多く、不安定になります。共依存(特定の人間関係に依存してしまう)になる人もいます。


以上、簡単にいくつか例を挙げましたが、子育て中の方は、これに当てはまらないか、少しだけ気にしてみてください。
もし、自分がこのような家庭で育ったという方がいて、生きづらさを感じているのでしたら、自分自身で「育て直し」をしてみてください。『自分を肯定する』『自分の人生に責任を持つ』ことが大事です。

物事の受け取り方を変えて、悩みやすい思考を、悩みづらい思考に変えることは可能です。最初からすぐにうまくいかなくても、練習を繰り返すことで変わることが出来ます。自分で出来ない方は、プロに頼ってください。
今まで何度もコラムに書いてきましたが、『育ってきた環境や過去は変えられませんが、これからの生き方は自分で選ぶことが出来ます。』人のせいにしてばかりでも前に進めません。これからの自分に責任をもって、変わっていく自分に期待して欲しいと思います。


*自分を癒す講座「セルフカウンセリングをしてみよう」開催。詳しくは【セミナー・イベント】の欄をご覧ください。


つらい思いや心の悩みを抱えている方、孤独感がある方、どんな話でも大丈夫です。
一人で苦しまないで、一緒に少しでも楽になれる解決策を探しましょう。
心を支えるお手伝いをさせてください。



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飯塚和美(心理カウンセラー)

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