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飯塚和美

心についた癖や行動を取り除き生きやすくするカウンセラー

飯塚和美(いいづかかずみ) / 心理カウンセラー

カウンセリングルーム『大空』

コラム

人間関係を良くする話し方を身に着けましょう

2016年1月18日 公開 / 2021年3月25日更新

テーマ:悩んだ時の対処法

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

今日はコミュニケーションを良くするための話し方「アサーティブな話し方」についてお話しします。
皆さんはアサーション(assertion)、「自分も相手も大切にした話し方」という言葉を耳にしたことがありますか?これは、自他尊重のコミュニケーションとも呼ばれます。自分の気持ちに正直に、率直な言動をする自己表現です。アサーションが出来てる状態をアサーティブ(assertive)と言います。

自分の主張をせずに相手の意見だけ聞いたり、一方的に自分の意見を主張する攻撃的な態度では良い人間関係を築くのは難しいものです。お互いに気持ちを率直に言い合い、受け止め、共有し合い納得できる答えを探すコミュニケーション法を身に着けると、人間関係が良好になります。

まずは自分の気持ちを把握しましょう。自分の気持ちがはっきりしていないと、自己表現は難しくなります。相手の反応ばかりを気にせず、結果や周囲の目を必要以上に気にしないで表現することを大切にしましょう。相手の気持ちを大切にしながら、自分のできる範囲で素直に気持ちを表現してみましょう。自分の気持ちを伝えずに相手の希望や意向を優先してばかりいると良い結果にはなりません。自分の気持ちを確かめてから、表現することを考える癖をつけましょう。

相手に伝わりやすい表現方法は、「私は」(Iメッセージ)という主語で始めます。「私は~と思う」「私は~して欲しい」「私はこうしたい」というように「私」を主語にして伝えると相手にも伝わりやすいスムーズな自己表現が出来ます。自分を相手に知ってもらう大切な自己開示になります。

そして、アサーティブな話し方で気を付けたいのが、相手の言葉をさえぎるように話すことと、決めつけるような言い方、責めるような言い方です。理由を聞こうとする場合では「なぜ」「どうして」「あなたは~なの?」と聞いてしまいがちですが、それらの言葉は相手を責めるように聞こえ、いい表現方法ではありません。こういう場合には「私はどうしてこうなったのか教えて欲しい」「理由を聞きたいので知らせてください」というように、相手を責めている感じにならないような表現が大切です。

次に気を付けたいのは、攻撃的な表現「当たり前でしょう」「当然だ」「~なはずだ」というような言葉です。この言葉の裏には「自分が正しい」という思いが隠れています。このような言い方は相手に良い印象を与えないので避けたほうが良いでしょう。

コミュニケーションのトラブルの原因は、相手の気持ちを誤解したり、受け取り方を間違えたりして「お互いに分かり合えない」という結果起こることが多いものです。それを避けるために自分の気持ちを素直に伝え、相手の話を心を込めて聴く癖をつけましょう。時には確認したり、質問したりして誤解を防ぐ話し方を身に着けると人間関係は格段に良くなります。



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