カウンセリングの話「嘘をついてしまう癖」
クリスマスを過ぎると、1年の終わりを感じます。
みなさんは今年1年どんな年を過ごされましたか?
家族の事、恋人の事、仕事、受験、結婚 etc・・・それぞれの方にさまざまな出来事があり、いろんな思いで過ごされたことと思います。
私の1年は、仕事の手ごたえは感じた年でもありましたが、私生活では家族の事、親戚の事、いろいろ考える年でもありました。
早いもので下の子も来年成人式を迎えます。家族のイベントも「みんなそろって出来るはいつまでだろう」と考えたり、親戚も今年はいとこが亡くなったりで、いる事が当たり前と思っていた関係も変わっていくのだと改めて感じた1年になりました。
今年1年、私のカウンセリングルームにもいろいろな方がいらっしゃいました。
夫婦関係がうまくいかなくて、離婚しないためのカウンセリングを受けに来た方、子供のころに性的虐待を受けていた方、子供を愛せないと苦しんでいる方、仕事場の人間関係に悩む方、失業された方、学校に行けなくなった方、モラハラで苦しむ方、発達障害の方、うつの方、トラウマに悩む方、そのほかにも様々な苦しみを抱える方々がいらっしゃいました。
みなさん真剣にどうすればいいか考えて、それぞれの答えを見つけようとしていました。
「こうじゃなきゃいけない」という枠を外す。自分から見た事と人から見た事は違う場合がある。それぞれ価値観や立場が違うと理解すると、また違った景色が見えてきます。
また、過ぎ去った過去は変えられませんが、その過去に対する受け取り方を変えると、その過去が違ったものに見える場合もあります。
子供を愛せないと思っていたのに、実は「とても愛している事」が分かったり、恨みつらみをずっと言い続けていたのに、単純に「愛して欲しかっただけ」だったり、何不自由なく育ったと思っていたら、「愛されていない」と思う心をしまい込んでいたり、自分の本当の心に気付かずにいたため、生きづらさを感じていました。
なかなか普通、自分の心と真剣に向き合うことはできないものです。どこかで心を守ろうとごまかしたり、すり替えたりしています。
もし、今どこかで孤独や生きづらさを感じている方がいるのなら、カウンセリングに来てみてください。
一人で苦しまないで、一緒に少しでも楽になれる解決策を探しましょう。
今年1年、私を信頼して通って来てくださった方々、電話やメールでカウンセリングを受けてくださった方、コラムやブログを見てくださった方々、ありがとうございました。
来年は4日からカウンセリングを始めます。