ChatGPTとMicrosoft「Bing AI」Google「Bard」それぞれのAIを早速比較してみた
VRに秘められた可能性
●2009年の映画「アバター」公開で開花した映画の3D上映。今では大作映画ですっかり定番化していますが、VR(Virtual Reality)は、これまでのような3D映画とは違い、より臨場感に優れているのが特徴です。
●そこで、映像だけではなく応用用途として、各種訓練や学習などで現実に近い形の習得が可能になるため、すでに研究や実用化が進んでいます。
●これから更に画像や描画が精細になり、その上、デバイスの技術革新で4Dのように感覚にも現実と同様の刺激を与えることが可能になって、よりリアルなものになることが考えられます。
●実際に、航空機のシミュレータは実用化されて久しいですが、それに近いことが一般でも可能になるでしょう。
●その結果、基礎的な部分の訓練や学習などはVRで置換えが可能になります。
●また、嗜好的な部分では、ゲームはもちろんのことアトラクションやレジャーなども疑似体験が可能になるでしょう。
●ということは、各地の水族館や動物園、アトラクションめぐり、アマゾン探検やエベレスト登頂、スカイダイビングなども疑似体験でできるようになるかもしれません。
●エンターテーメントでは、既にVRライブの配信やVRコンサートなども始まっているようです。
●自分が主役になれるVRステージというものも出てくると思います。これは進化したカラオケのようなものですが、VR観衆を相手に好きなアーティストに成りきることができると言うもの。そのようなカラオケ店が出現するかもしれません。
●VRショッピングというのも面白いと思います。仮想店舗へ行き、本物のショップ同様に、VR用にデータ化されて並べられた商品をVRで手にとって見ることができれば、大きさや形を予測することが出来ます。購買意欲もWeb通販サイトより高くなるでしょう。
●このようにVRコンテンツの作成と販売がこれからのトレンドになっていくのではないでしょうか。
良いことばかりじゃないかもしれない
●このように夢の様な体験が可能なVRですが、デメリットを考えてみます。
●これまでのような訓練、学習がVRへ置き換わることにより、指導者や教育者が必要なくなり、削減される可能性があります。
●また、アトラクションやレジャー、観光などの上質なVRコンテンツが提供されれば、それによって実物の動員数が減り、事業として成り立たなくなる恐れがあります。
●それだけではなくその周辺の産業、例えば交通、宿泊、旅行関連産業なども影響は免れません。
●ITによる産業構造の変化は、様々な産業の消滅、縮小を招きましたがVRによって更に加速していく可能性があるのです。
●それ以外では、心身に与える影響の大きさなどがまだよくわかっておらず、詳しい検証が必要だと言われています。
個人消費の変化、ネットの進化でVR普及が加速
●実物を見たい、本物が良いというのは誰だってわかっていますが、今の様に個人消費の冷え込みが続く限り、個人は生活防衛のために消費行動を変化させるのは当然です。
●現地へ行って素晴らし体験をする・・・とは言うものの交通費、宿泊費、飲食代などなど、現物体験には相応の費用が必要で、誰もがいつでも簡単にできるわけではありません。それこそ「現実的」な問題が立ちはだかるわけです。
●今後、格差社会が激化することにより、実物を体験できるのは、一部の人に限られてくるでしょう。
●そこへVRが流入すれば、「これでいいじゃないか」ということになるのは時間の問題。交通費もいらない、入場料もいらない、ケガもしないというのは大きな魅力です。
●実際に、インターネットの普及で現地に行かなくてもある程度情報が収集できるようになり、様々な体験も映像を通して行えるようになりました。
●そのため、自動車が売れなくなっている・・・というのは流れから言っても当然です。要するに個人の消費行動が変化しているわけです。
●そのように考えていくとVR時代の幕開けは意外と早く訪れるのかもしれません。
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