博多駅前でIT運用管理セミナーを開催いたしました
落下のダメージは内部にも及ぶ
●ASUSのアンドロイドタブレット、MemoPad7のタッチパネル操作ができなくなったという相談がありました。
●事情をお伺いすると、手をすべらせて本体を床に落としてしまい、その直後から、電源は入り画面は出てくるけれども、タッチ操作ができなくなったとのこと。
●早速、本体をルーペで丹念に目視チェックしてみました。特段、落下による損傷は見当たらず、幸いなことに外装に異常はないようです。
●そこで、念のため内部を調べるために分解することに・・・。
いわゆる"殻割り"をします。
●バックパネルを外し、内部基盤が見えてきました。そこで真っ先に目に入ったのがコネクタから外れたフラットケーブルです。このフラットケーブルはタッチパネル制御用の信号をメイン基板とやりとしているものです。ここが外れているために、タッチパネルに触れても信号が送られず、タッチ操作ができなくなったのです。
※ケーブルを挿しなおしてみる。
●落下の衝撃でコネクタからケーブルが外れてしまったようです。この機種の場合、他のフラットケーブルはロック機構があるため引っ張っても外れないようになっているのですが、タッチパネル用のフラットケーブルだけ、コネクタに差しこむだけのタイプになっていました。そのため、強い衝撃で外れてしまったと思われます。
●外観は大丈夫でも、落下の衝撃は内部に相当影響があることがこの事例でもよくわかります。
●早速、ケーブルを挿しなおして電源を入れると、タッパネル操作が復活しました。
●落下や衝撃は精密機械であるIT機器にとってはトラブルや故障の原因です。トラブル回避のために、以前の下記コラムも参考にしてください。
持運ぶパソコン、端末にはトラブル集中! 衝撃、3つの事実
http://mbp-japan.com/fukuoka/pc-pro/column/7636/
九州インターワークス「サポート・サービス内容」
http://www.kumin.ne.jp/kiw/naiyou.htm