余計なお世話が行きすぎた結果、著作権侵害幇助で御用
ついにやってきたIEサポート終了問題
●Microsoftから古いIEのサポート終了が発表されました。内容は以下の通り。
http://blogs.technet.com/b/jpsecurity/archive/2015/12/09/201512-security-bulletin.aspx
●各OSに対してサポートが終了するIEバージョンが決まったということは、それ以上のバージョンへアップグレードが必要になるということです。
※自分が使用しているPCのIEのバージョンの確認方法
1.インターネットエクスプローラ(IE)を立ち上げる
2.右上、閉じるのX(バツ)マーク下の歯車アイコンをクリック
3.メニューの一番下「バージョン情報」をクリック
以上で確認できます。
●昨年、Windows XPのサポートが終了しましたが、XPは基本システム(OS)自体のサポートが終了したということでした。今回はお使いのOSではなくOS内のブラウザ(インターネット閲覧ソフト)であるインターネットエクスプローラ(IE)の古いバージョンがサポートされなくなる、つまり新たな更新などがされなくなるということです。
●そのままサポートが切れた古いIEを使っていた場合、脆弱性が見つかってもセキュリティーホールなどもそのままになります。インターネットを使用すると危険な状態に置かれてしまうことを意味しています。これはセキュリティーソフトで完全にカバーできるとは限りませんので、安易な楽観視や依存は間違いです。
●その他、Webサービス(銀行や証券会社、ゲームや動画サイト、Webメール)などが次々と使用環境対象から外れて警告が表示されたりアクセスできなくなるなど、利用が制限されて行きます。
●来年までに各OSに対応の最新バージョンへ更新しておきましょう。法人や専用Webサービス、ソフトをご利用の場合は運営会社の情報を参照して、最新バージョンへの対応などを調べておきましょう。
IEのバージョンアップの前に気をつけたいこと
●IEのバージョンアップは、システムへの影響が大きく、トラブル遭遇の可能性もかなりあります。
バージョンアップを行う際には以下のことに留意しましょう。
1.IEのダウンロードは以下から行う。(検索結果からダウンロードは危険が増す。)
http://windows.microsoft.com/ja-jp/internet-explorer/download-ie
2.バージョンアップの前に必ずキャッシュなどの一時ファイルを削除しておく。
3.必要のないアドイン、ツールバー、検索プロバイダ、古いアドインなども一旦削除する。
4.必要に応じてセキュリティーソフトを停止、または削除する。
5.バージョンアップ前に必要に応じて復元ポイント作成、システムバックアップを行う。
バージョンアップでトラブルになったら
●もし、IEのバージョンアップでトラブルになったら、システムの復元やプログラムの削除から削除操作をすることで元に戻せます。
●その他には以下でトラブル改善を試みるという方法もあります。
Microsoft公式ツール
診断ツール Fix it IE (Internet Explorer) がフリーズ、固まる、または落ちる場合の IE のアドオンの問題
https://support.microsoft.com/ja-jp/mats/ie_freezes_or_crashes/ja
IE の問題を修正する IE がクラッシュする、フリーズする、動作が遅い、ダウンロードが遅い、安定していない
https://support.microsoft.com/ja-jp/mats/ie_performance_and_safety/ja
●しかし、それらの操作でも改善しない場合、何らかの深刻なトラブルになっている可能性があります。その際は自身で深追いはせず専門家へ相談したほうがいいでしょう。
●なぜなら、IEはWindowsのシステムとあまりに密接に関連しているため、闇雲に弄り回すとシステムへ与える影響も大きいからです。特にネット検索で出てくるツール類はどれも信用に足るものはありません。深みにハマってからでは遅いので導入しないようにしましょう。
●しかし、いろいろあれこれ悩んでいる間にこの際、Firefox、Chromeなど他のブラウザへ移行してしまうというのも選択肢の一つです。
●その理由は以前の下記コラムで解説済みです。
インターネットエクスプローラの問題について