パソコンは無料でメーカーに廃棄処分してもらえます!それ以外は信頼できる業者へ依頼しよう
データバックアップしているから大丈夫・・・が通用しない
●先月からサポート事例でも遭遇した「ランサムウェア」というウイルスですが、今月に入って大騒ぎとなっています。
●前世代のウイルスというのはPC内のデータを破壊することが目的のものが多く、被害が出た場合データの損害が大きくなるようなものでした。その後セキュリティー対策が順次そういうものに対応していったため、ウイルス攻撃の主流は破壊工作よりもPC内に潜んでPCを乗っ取ったりデータを外部へ送信するといういわゆるトロイ系のウイルスへと変わってきました。
●これらは気付かれずにPCを乗っ取り踏み台にしたりデータを送信することが目的のため、ファイルを壊すなどの目立った活動をしないのが特色。そのため、最近のユーザーが油断しているところへ今回のデータ破壊型ウイルスの拡大となっていて、普段油断している分、感染した場合のダメージがかなり大きいようです。
●このウイルスはUSB接続のHDDなどの領域にも影響が及ぶため、バックアップをとっているから安心とは決して言えません。被害はマウントされたネットワークドライブにも及びます。
●このウイルスでPC内の画像という画像が破壊され尽くした被害報告がネットに出ています。
●接続したデータ領域すべてがダメにされる恐れがありますので重要な大切なデータは改変されないよう追記できないディスク類に保存しましょう。
●被害に合わないための対策としては
1.インターネット・エクスプローラを使わず他のブラウザを使う
(広告ブロック、スクリプト遮断などのアドインを導入する)
2.OS、ソフトウェアをすべて更新して最新にする
3.詐欺広告や詐欺メールのリンク表示をクリックしない
4.ネットの情報検索で被害を復旧させようとしてインチキソフトによる2次被害に遭うことも考えられます。Microsoftのロゴマークなどがある自称駆除ソフトなどを使わない。自演のブログ評価も信用しない。
●過去の私のコラムをよく読んで頂いている方は対策ができていると思いますので安心だと思いますが、念のため再度対策を確認してください。
あんしんパソコン相談室
九州インターワークス
NetProve ネットプローブ「情報管理サービス」
http://www.kumin.ne.jp/kiw/security.html