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高塚哲治

欠陥住宅問題を解決し良質な建築の創造へ導く一級建築士

高塚哲治(たかつかてつじ) / 建築家

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

コラム

「サグラダ・ファミリア」(「バルセロナ市」)に建築許可

2018年10月24日 公開 / 2020年12月28日更新

テーマ:名建築/迷建築

コラムカテゴリ:住宅・建物

 1882年に着工し、現在も建設が続く未完成の教会「サグラダ・ファミリア」(「バルセロナ市」)が、正式な建築許可を得られることが決まったといいます。
 130年余りも許可がなく、違法状態が続いていましたが、ようやく解消される見込みです。
 世界遺産に登録され、観光名所として知られる「サグラダ・ファミリア」は、建築家「ガウディ」が中心となって設計し、1885年に地元の町から建築許可を得たものの、その後、町は「バルセロナ市」に合併吸収され、許可が更新されないまま今に至っていたようです。  
 これまで教会は、「バルセロナ市」に対して一切税金を支払っていなかったといいます。
 「バルセロナ市」と「サグラダ・ファミリア」は、2015年に建築許可をめぐって交渉を開始し、最近になって教会側が市に対し3600万ユーロ(約46億7000万円)を支払うことで合意したそうです。  
 これらは公共交通機関や道路の補修費用に充てられるといいます。
 教会には毎年約450万人が訪れ、「ガウディ」の死後100年に当たる2026年の完成を目指しています。






(讀賣新聞2018.10.23 抜粋)

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