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高塚哲治

欠陥住宅問題を解決し良質な建築の創造へ導く一級建築士

高塚哲治(たかつかてつじ) / 建築家

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

コラム

「ブダペスト」(「ハンガリー」)建築探訪記②

2018年1月4日 公開 / 2020年12月28日更新

テーマ:名建築/迷建築

コラムカテゴリ:住宅・建物

 今回は、「マーチャーシュ教会」です。
 「旧ブダ地区」に位置する「マーチャーシュ教会」。
 “マーチャーシュ”というのは通称で、正式名称は「聖母マリア教会」といい、「後期ゴシック様式」の華麗な教会です。 
 しかし、「マーチャーシュ教会」が辿ってきた歴史は複雑で、1015年に「聖イシュトバーン」が「聖母マリア聖堂」として建築した後、13世紀には「ベーラ4世」により「ロマネスク様式」に改築、その後14世紀に「ゴシック様式」に改築され、15世紀に入って「マーチャーシュ1世」が塔を増築し、「マーチャーシュ教会」と呼ばれるようになったといいます。
 「オスマン・トルコ」の侵略を受けた16世紀以降、17世紀に「ハプスブルク」が奪還するまでは「モスク」として使用され、「カトリック教会」に戻った後に「バロック様式」に改築されたものの、19世紀になって「ネオゴシック様式」に戻すという経緯を経ています。  
 そのため、それぞれの時代の影響が所々残り、興味深い教会建築となっています。
 また、窯元「ジョルナイ」が制作したダイヤモンド模様の瓦屋根も見どころです。








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