「外資系高級ホテル」続々と進出:「京都」
「文化庁」は、「世界文化遺産」への登録を目指す古代遺跡「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」(福岡県)について、「国連教育科学文化機関」(ユネスコ)の諮問機関が登録を求める勧告をしたと発表しました。
構成資産の半分の4件を除くことが条件で、7月の「世界遺産委員会」で登録が正式に決まる見通しです。
登録されれば国内では5年連続の21件目の「世界遺産」となります。
「宗像・沖ノ島と関連遺産群」は4~9世紀に航海の安全を祈る古代祭祀(さいし)が行われた九州北部の「沖ノ島」(宗像大社沖津宮)や「大島」(同宮遥拝所、同大社中津宮)、九州本土の同大社「辺津宮」、祭祀を担う豪族が築いた「新原(しんばる)・奴山(ぬやま)古墳群」など宗像、福津両市の8件の国指定遺跡で登録を目指していました。
諮問機関である「国際記念物遺跡会議」(イコモス)は、このうち「大島」と九州本土の4件を除く「沖ノ島」付近の4件について「世界遺産」への登録を勧告しました。
「沖ノ島」には国家的な祭祀の遺跡が残り、指輪や鏡など大陸との交流を示す奉納品が出土され、約8万点が「国宝」に指定されています。
島全体が神体とされ、今も一般の立ち入りは制限されています。
除外条件を巡っては、2013年に「富士山」(山梨、静岡両県)が「世界文化遺産」に登録された際、「イコモス」は構成資産の「三保松原」(静岡市)の除外を条件に登録を勧告しましたが、「日本」政府が説明した結果、「三保松原」も含めて全て認められた経緯があります。
「日本」国内にある「世界文化遺産」は現在、「原爆ドーム」(広島県)や昨年登録された「国立西洋美術館」(東京都)など16件です。
「自然遺産」は、「小笠原諸島」(東京都)などの4件です。
2018年には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本両県)の「文化遺産」登録をめざしています。
(讀賣新聞:2017.05.06 抜粋)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所