「伏見稲荷大社(京都)」と「すずめ」焼き
隔年で開催される世界最大規模の建築展である「ベネチア・ビエンナーレ国際建築展」第15回展の開会式と授賞式が「ベネチア]で開かれ、60ヵ国を超える国別参加部門で、「日本館」が特別表彰を受けました。
「日本館」の展示は「国際交流基金」の主催で、「山名善之」(東京理科大教授)により企画され、「en(縁)」をテーマに、人やモノ、地域との縁の中から新しい価値を求めた住宅などを設計した12組の若手建築家を紹介しています。
食堂や仕事場を備えた「アパート」や、住宅密集地で地震に強く建築家自らが施工できる住宅改修の試みの大型模型、映像などが白を基調に美しく展示されています。
特別表彰は、最高賞の「金獅子賞」とは別に、審査委員会が名前を挙げたい場合に与えられるもので、国別では他に「ペルー」が受賞しています。
「日本」の表彰理由は、「都市の過密な住環境で、集団で暮らすさまざまな新しい形を提案し、詩的な簡潔さを与えた。」とされています。
同展覧会で、「日本館」は1996年と2012年に「金獅子賞」を受けています。
今回の国別部門の「金獅子賞」は「スペイン」で、企画展示部門では「パラグアイ」の「ガビネテ・デ・アルキテクトゥーラ」が受賞しています。
(讀賣新聞16.10.05抜粋)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所