「基礎」の鉄筋切断で「マンション」建て替え:横浜市

高塚哲治

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テーマ:欠陥住宅

 「基礎」の鉄筋が複数、切断された疑いが出ている横浜市西区の「マンション」で、販売会社が全棟を建て替える方針を住民側に伝えていたそうです。
 この「マンション」は、平成15年に完成し「住友不動産」が販売した5棟のうちの4棟で、「鉄筋コンクリート造」の基礎梁に配管を通す穴を開ける工事を行った際、必要な鉄筋が23か所で切断された疑いが出ているものです。
当該「マンション」は、一昨年に「杭」の施工ミスで傾きが見つかりすでに住民が退去した「マンション」1棟と同じ敷地にあり、販売会社と住民の間で対応について協議が続けられていました。
 今回、新たな施工不良の疑いが出てきたことから、販売会社は「すべての棟を建て替える方針を検討したい」という提案を、文書で住民に伝えたといいます。
 また、住民に示した資料には、鉄筋の切断以外にも、本来、配管の周りにあるはずの、「補強筋」が入っていない可能性が示されているようです。
 「横浜市」は、すでに、「杭」の施工ミスについて、建築基準法に違反しているとして「住友不動産」と工事を請け負った「熊谷組」に行政指導を行っています。




【補強筋】

【補強筋】

(讀賣新聞16.03.01 抜粋)

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治
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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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