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高塚哲治

欠陥住宅問題を解決し良質な建築の創造へ導く一級建築士

高塚哲治(たかつかてつじ) / 建築家

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

コラム

「世界危機遺産」:中東3遺跡

2015年7月8日 公開 / 2020年12月28日更新

テーマ:名建築/迷建築

コラムカテゴリ:住宅・建物

 「ユネスコ」(国連教育科学文化機関)の「世界遺産委員会」は、「イラク」の「ハトラ遺跡」や「イエメン」の「サヌア旧市街」など3か所の「世界遺産」を、緊急に保存や修復などが求められる「危機遺産」に指定しました。
 「危機遺産」に指定されたのは、「イラク」の「ハトラ遺跡」と「イエメン」の「サヌア旧市街」と「シバーム旧城壁都市」の3つの「世界遺産」です。
 このうち「イラク」の「ハトラ遺跡」は、およそ2000年前に栄えた古代都市で、中心部には神殿が残る貴重な遺跡ですが、過激派組織IS(イスラミックステート)が、石像などを破壊したとする映像をインターネット上に投稿し、各国が危機感を募らせています。
 また、「イエメン」の「サヌア旧市街」は2500年以上の歴史を持ち、11世紀より前に建てられた100を超える「モスク」などが残っていますが、政権側と反体制派の戦闘に加え、政権側を支援する隣国「サウジアラビア」の空爆で深刻な損傷を受けているということです。
 同じ「イエメン」の「シバーム旧城壁都市」も、政権側と反体制派の戦闘で破壊されるおそれがあるとしています。
 「ユネスコ」は、国際社会に対して、これらの「危機遺産」を守るための行動を取るよう呼びかけています。








(讀賣新聞2015.07.04)

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