「伏見稲荷大社(京都)」と「すずめ」焼き
「イタリア」「ルネサンス」の中心都市「フィレンツェ」では、15世紀以降、工房による組織的な制作活動が盛んになり、数多くの優れた芸術家が生まれました。
芸術家たちは、互いに切磋琢磨のなかで、工房の画一的な様式を越えた表現を探求し、「ヴァザーリ」が「マニエラ・モデルナ(新しい様式)」と呼ぶ、16世紀の卓越した「新時代様式」が開花しています。
「ウフィツィ美術館展」では、世界的に名高い「ウフィツィ美術館の収蔵品を通して、15世紀から16世紀にかけての「フィレンツェ」美術の流れが展観できます。
「メディチ家」のコレクションを核に設立された「ウフィツィ美術館」は、もっとも歴史があり、「ルネサンス」を代表する画家「ボッティチェリ」の作品を数多く所蔵する美術館としても知られています。
《パラスとケンタウロス》をはじめとする「ボッティチェリ」の作品が紹介されているほか、「アンドレア・デル・サルト」「ロッソ・フィオレンティーノ」「ブロンヅィーノ」ら、16世紀の「フィレンツェ」美術を牽引した主要な画家たちの約80点におよぶ作品が展示され、豊かで多様な「フィレンツェ・ルネサンス」の真髄に触れることができます。
(2014.11.27:讀賣新聞)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所