「外資系高級ホテル」続々と進出:「京都」
LIXILギャラリーで、『タイルが伝える物語~図像の謎解き』という巡回展が開催されています
「カインとアベル」、「ハガルの追放」など、聖書の物語を主題につくられた17~18世紀「オラ ンダ」の「デルフトタイル」や、「ドイツ」の「KPM(王立磁器製作所)ベルリン窯」の高度な技術で制作された「陶板」などが展示されています。
また、儒教思想のもと、親孝行で歴史に名を残す24人の人物の説話集「二十四孝 」を刻んだ「画像塼(がぞうせん)」や、桃源郷を主題とした「染付陶板」、「バーナード・リーチ」による、漢代の画像石をモチーフにした「陶板」も展示されています。
更に、詩人「ニザーミー」が詠んだ長編ロマンス叙事詩「ホスローとシーリーン」や、美男の預言者 ユースフとエジプト高官の妻ズライハの恋を描いた「ユースフとズライハ」など、鮮やかな色彩で物語や人物を描いた「イスラムタイル」も展示されているといいます。
多くは建材として使用される「タイル」ですが、奥深いものです。
《2014.09.04:讀賣新聞》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所