「伏見稲荷大社(京都)」と「すずめ」焼き
「パナマ運河」(Panama Canal)開通100周年を祝う式典が「パナマ」で行われました。「パナマ」は、21世紀の国際競争力維持の遅れを取り戻すため、大急ぎで同運河の拡張工事を進めています。
世界貿易の姿を一変させた工学的偉業である「パナマ運河」は、1914年8月15日に開通し、「大西洋」と「太平洋」を結び、「南米」を回る長くて危険な船旅を回避できるようになりました。
開通100周年を祝う人たちは太平洋側の「ミラフロ(Miraflores)閘門(こうもん)」で太陽の光を浴び、ダンサーたちによるパナマの伝統的な踊りを楽しんだと伝えられています。
「パナマ運河」の歴史が2世紀目に入った後、最初に同運河を通航したのはギリシャ船「ガリニ(Galini)号」で、カリブ海から太平洋に向けて約80kmを移動したそうで、100年前には米国の蒸気船「アンコン(Ancon)号」が同運河を通航したといいます。
「エジプト」の「スエズ運河(Suez Canal)」は、「パナマ運河」より通航容量が大きい上、40億ドル(約4000億円)をかけて現在の「スエズ運河」と並行する「新スエズ運河」を建設する計画があります。
「ニカラグア」でも、現在の「パナマ運河」を通ることができない超大型貨物船も通航できる運河の建設計画が動いているともいわれています。
これらの動きに対応するため、「パナマ運河」では拡張工事が進められ、開通100周年に合わせて2014年中に完了する計画でしたが、予定より遅れ、現時点では2016年1月に完了する予定のようです。
《2014.08.16讀賣新聞夕刊》
《2014.08.17讀賣新聞》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所