「伏見稲荷大社(京都)」と「すずめ」焼き
「東京ドーム」は、「東大総合研究博物館」と連携し、「東京ドームシティ」(東京都文京区)のエリアに、いろいろな視点から宇宙を楽しむことができる新たな常設施設「宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)」を7月8日に開設します。
「東京ドームシティ」への来場者は、野球観戦客や遊園地を訪れるファミリー層などが中心で、新たな顧客層を取り込んでいく狙いがあり、年間35万人の入場者を見込むといいます。
「テンキュー」は、「東京ドームシティ」の玄関口に相当する「黄色いビル」の6階にオープン予定です。
宇宙は幅広い年代層が興味を持ち、いろいろな産業にからんでくる成長市場であることに加え、民間主体による宇宙関連の学術的な施設がないことに着目し、文化や教養といった要素を前面に押し出すことで、平日になかなか呼び込むことが難しかった層を開拓できるとの判断もあり、産学連携による同施設の開発を決めたそうです。
空間のデザインは「丹青社」が全面的にバックアップし、施設面積は約2600㎡です。全部で9つのエリアによって構成され、単に宇宙に関する情報を知らせるだけではなく、館内全体が約90分でテーマパーク的にして、施設の各エリアをめぐると徐々に宇宙の神秘への期待や感動が高まり、最後のエリアで記憶にとどまるような演出だそうです。
「東大総合研究博物館」との連携で、新たに入手した画像データをできるだけ早く提供するなど鮮度の高いミュージアムとしたのも特徴で、中核のエリア「シアター宙(ソラ)」は直径11mの穴が開いた独特な形状で、宇宙から地球や惑星を見下ろす視点を取り入れたといいます。
《2014.07.03讀賣新聞》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所