「豊中えびす祭」:服部天神宮
政府は日本を訪れる外国人旅行者を、2020年までに2000万人に倍増させる目標を掲げています。
そこで、関西の寺社などにある「文化遺産」をインターネットで海外に紹介する産官学の取り組みが4月に始まり、最終的には数十万点規模の掲載を目指すようです。
第一弾として、「海龍王寺」(奈良市)の国宝「五重小塔」や、「西大寺」(奈良市)の重要文化財「釈迦如来立像」など、両寺で撮影した3000枚を載せた専用サイトを4月に開設し、英語の説明文も添え、紹介した文化財の制作年を「ローマ帝国が隆盛期を迎えた時代」と表すなど、外国人に分かりやすいよう工夫するそうです。
「奈良市」の後押しで、今後、「唐招提寺」「大安寺」などの著名な寺院で撮影するほか、あまり知られていない文化財にもスポットを当て、大阪や京都などにも対象を広げた上、掲載写真を数十万点に増やし、動画でも紹介する計画。
将来は海外の旅行会社や出版社に画像を販売し、収益を撮影者や協力した寺社に還元する仕組みも作る。全地球測位システム(GPS)機能と連動させ、スマートフォンで道案内をする機能も取り入れる予定とか。
《讀賣新聞14.03.30》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所