幻の「大阪大国技館」再現

高塚哲治

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テーマ:名建築/迷建築

 幻の「大阪大国技館」が模型で復活しました。かつて、大阪市城東区の「城北川」沿いにあった国内屈指のスポーツ施設「大阪大国技館」の存在を知ってもらうため、城東区役所に復元模型が寄贈され、収受式と除幕式が行われました。
 「城北川」をランドマークとし、城東区の魅力創出を図る「アイラブ城北川ブランド化推進プロジェクト」の一環だそうです。
 東西の興行が統一された相撲人気の高まりを受け、現在の城東区古市2丁目付近に「大阪大国技館」が建設されました。
 敷地6000坪、建坪3000坪、鉄筋コンクリート4階建ての「ドーム式」で、25000人収容の国内屈指の屋内スポーツ施設として、1937年3月に竣工しました。
 竣工年6月の「こけら落とし」の「大阪準本場所」は、連日「満員御礼」の垂れ幕が下がり、梅田や難波から市バスが臨時運行した記録が残るようですが、「太平洋戦争」の勃発で、4年間に7回の「準本場所」を開催しただけで休館し、戦時中は倉庫に転用され、戦後間もなく解体されました。
 今回、「城北川」のブランド力を向上させ、合わせて城東区のランドマークとして活性化したいという思いを込め、当時の設計図を参考に200分の1のスケールで復元模型が制作されました。








《讀賣新聞13.12.17》

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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