大阪「船場」から大手商社が消える

高塚哲治

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 「丸紅」は、大阪支社を同社創業の地である大阪市中央区船場地区にある「大阪丸紅ビル」から、大阪市北区堂島浜に建設中の「新ダイビル」へ、2015年7月に移転すると発表しました。
 「伊藤忠商事」は2011年8月に「船場」地区から大阪市北区に移転し、かつての商業中心地「船場」から総合商社が姿を消します。
 「大阪丸紅ビル」は、元々は自社ビルでしたが、2002年に「森トラスト総合リート投資法人」に売却、賃借していました。
 契約が2015年上半期で終了するため、利便性の高い「JR大阪駅」近くに移転して業務の効率化を図るためのようです。
 「新ダイビル」は2015年3月に完成予定で、上階の28階~31階を賃借する予定とか。大阪支社と関連会社約30社の計750人が移る模様です。
 「近江商人」の「伊藤忠兵衛」が1872年(明治5年)に、大阪「船場」で呉服商「紅忠」を開店し、「伊藤忠商店」「丸紅商店」などと社名を変えて営業していました。
 第二次大戦後の財閥解体で、1949年に「伊藤忠商事」と分かれましたが、「船場」地区に本社を置き続けていましたが、「総合商社」として「繊維部門」以外の比重が高まり、「東京」「大阪」2本社制を経て2003年には本店登記も「東京」に移しています。






《讀賣新聞13.12.14》

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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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