「アールヌーヴォー」の名建築「オルタ美術館」(ブリュッセル)訪問
多数の高級ワインを貯蔵し、無駄遣いの象徴、揶揄された大阪市の文化交流施設「ふれあい港館」(住之江区、2008年3月に閉館)が来春、アニメーターや声優など、ポップカルチャーの担い手を育てる「専門学校」に生まれ変わるということです。
個性的な外観の建物をそのまま生かし、ワインの貯蔵庫は研究室に、豪華なレストランは休憩室になるそうです。
学校法人「上田学園」(大阪市)運営の「大阪エンタテインメントデザイン専門学校」が、アニメ、ゲームのクリエイターや漫画家、声優やダンサーの養成コース設置を予定するとのこと。
「ふれあい港館」は、1995年、「大阪市」が78億円をかけて建設したもので、高級ワインを貯蔵・展示する「ワインミュージアム」もありましたが、入場者数低迷で閉館し、土地・建物は2011年に服飾専門学校などを展開する同学園に7億1000万円で売却されました。
「フランス」の建築家の手になる建物は、アーチや吹き抜けを取り入れた構造で、天井のステンドグラスや館内の石像はそのまま残すようで、今年3月に大阪府私立学校審議会が「認可が適当」と判断したものです。
《讀賣新聞13.11.28夕刊》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所