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大阪市の「御堂筋」を光で彩る年末年始の【「御堂筋」イルミネーション】(「淀屋橋」~「新橋交差点」まで1.9km)について、来年度から、区間を1km南の「難波」まで延伸する方向で「大阪府」が検討しているそうです。
来年度予算に、これまでの事業費に加えて約3億円を追加計上する見通しですが、財政難の折、多額の公費を投じることには疑問の声も上がっています。
「御堂筋」イルミネーションは2008年度、元「橋下徹」府知事(現大阪市長)の肝いりで始まり、当初は「淀屋橋」~「難波」間約3kmの「イチョウ並木」などに電飾を施す提案をしましたが、財源不足で同年は約70mで実施しました。以降、徐々に延伸し、昨年は約147万人の集客があったといいます。
今回の延伸対象は「新橋交差点」~「難波西口交差点」間で、「橋下市長」から10月に、「松井一郎知事」や府・市幹部に「難波まで延ばしたい」と提案があったそうです。
ただ、同区間は地中に新たに電源を開設する必要があり、その工事などに約1億3000万円必要となり、電飾の設置・撤去費や警備費なども含め計3億円程度の追加が見込まれるといいます。
これまで開催費は年約9000万~1億4000万円で、半分程度は民間企業や市民からの寄付金を基金にして充てています。今年度(12月1日~来年1月19日)も、事業費約1億2300万円のうち、約8200万円は寄付金を充てる予定です。
しかし、寄付金は2009年度の約1億6500万円から減少が続き、12年度は約7600万円と半減しています。昨年度末の基金の残高は約2億4200万円で、寄付金が集まらなければ、延伸で公費負担が増す可能性があります。
一方、大阪府は来年度、580億円の財源不足が生じる見通しで、予算編成に向けて事業経費は前年度比95%以内とするシーリング(予算要求基準)を設けるなどとしています。
昨年実施した来場者のアンケート調査では、電飾の区間について「延長すべき」とした人は23%。反対に「このままでよい」は72%に上り、延伸の要望は少ないといいます。
《讀賣新聞13.11.18》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所