「ボストン美術館展」ジャポニズム
「高速道路会社」が募集するユニークなツアーが人気だそうです。普段は見ることができない「高速道路」や「トンネル」の建設現場と、沿線の観光をセットにした珍しさが受け、参加者は学生からシニアまで、幅広いようです。
「トンネル貫通地点の石は、“難関を突破する”という意味で、受験や安産のお守りになる。」就職活動に役立てばと「大学」が「西日本高速道路会社」に依頼した研修旅行です。行き先は他に「明石海峡大橋」(神戸市)や「西日本高速の管制センター」(大阪府吹田市)などです。
「西日本高速」が旅行業に参入したのは2011年で、和歌山県での高所作業車の試乗会が初回で、これまで6本のツアーを実施し、約300人が参加したそうです。2012年11月に「宮崎県」で実施した建設中の「高速道路橋」や、秘境ムードのある「旧高千穂鉄道」の「鉄道橋」などを歩く1泊2日の旅(約1万6000円)は、40人の定員に全国から70人が応募する人気だったそうで、10月19日に行う「関門橋の主塔」(高さ141m)に上がる日帰り旅行も空席待ちとのこと。
各社とも収益源の確保を模索中で「考えられる事業分野」と注目しています。道路料金収入は法律で「旧日本道路公団」の債務返済や道路の維持管理費に充てるよう定められており、収益力を高めるには、「サービスエリア」(SA)事業に次ぐ「稼げる事業」を育てる必要があり、ツアーは沿線活性化に役立つのも魅力的なようです。
「西日本高速」は「大手旅行会社」と連携した販路拡大も検討中で、「中日本高速」はツアーの売り上げを2012年度の約5億6000万円から、2017年度には10倍に増やす計画です。
(讀賣新聞:13.10.03夕刊)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所