「外資系高級ホテル」続々と進出:「京都」
「国土交通省近畿地方整備局」は「魅(み)せる!現場」と銘打って、「道路」「橋」「港」などの建設現場や、「ダムの管理施設」などを市民に公開する取り組みを9月から始めるようです。
これらの建造物は耐震性や耐久性に優れ、外国人が見学に訪れる「インフラ(社会基盤)ツーリズム」としての観光資源にもなり、「整備局」は、地味な土木現場の魅力発信に力を入れる模様です。
公開するのは、高台を通るため「南海トラフ巨大地震」が発生した場合、緊急輸送路にもなるとして建設中の「近畿自動車道紀勢線・田辺―すさみ(和歌山県)間」などの38か所の現場です。
大阪市の「地下鉄御堂筋線」(地下約10m)沿いでは、さらに20m深い地下で「水道管」や「電力ケーブル」を通す「共同溝」(全長4km)が建設中で、その溝内や、地上の間に設けた「立て坑」を見ることができるとのこと。
また、大規模な地滑りを繰り返し、半世紀かけ対策工事が行われてきた大阪府柏原市の「亀の瀬地区」では、地盤が滑らないよう掘られた「排水トンネル」(延長7.2km)を歩け、約80年前に崩れたと考えられていた「鉄道トンネル」(約60m)がほぼ無傷で見つかっており、この中も見学できるようです。
公開は原則10人以上の団体が対象で、無料ですが、工事の状況などによって見学できない時期もありますが、1ヶ月前までに申し込みが可能で、8月から受け付けが始まっています。
(讀賣新聞:13.08.21)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所