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「旧ユーゴスラビア」の一つ「クロアチア」が7月1日、「欧州連合](EU)に正式に加盟し、「EU」は29カ国体制に拡大しました。
民族対立で紛争を繰り広げた「旧ユーゴ諸国」の加盟は、「スロベニア」に続き2カ国目です。「クロアチア」は加盟を機に国の発展を目指し、「EU」は「バルカン半島」の一段の安定化を促すことになります。しかし、債務危機の影響で同国内や「EU」域内では不安が根強くあります。
首都「ザグレブ」の主要広場では6月30日深夜から7月1日未明にわたり記念式典が開かれ、「EU」や加盟国首脳らが出席しました。
「クロアチア」は2003年に加盟を申請していました。「ファンロンパイ」「EU」大統領は、10年後の加盟実現に【西バルカンが平和と繁栄の中で暮らす共通の未来に向かう節目となる】と歓迎しています。
「旧ユーゴ」は1990年代の内戦を経て7カ国に解体し、1991年に独立を宣言した「クロアチア」も激しい紛争を経験しています。「モンテネグロ」や「セルビア」なども加盟候補国で、「ボスニア・ヘルツェゴビナ」もその前段の安定化・連合協定を締結するなど「旧ユーゴ諸国」はいずれも「EU」加盟を目指しています。
「クロアチア」の「ヨシポビッチ大統領」は【わが国国境でEUをとめてはならない】と語ったということです。
「クロアチア」は「旧ユーゴ」の経済先進地域ですが、国民1人当たりの国内総生産(GDB)は「EU」平均を大きく下回り、金融危機で主要産業である観光業が打撃を受けるなどして経済は低迷し、海外投資の呼び込みなど加盟を経済発展への弾みにしたいということです。
《讀賣新聞13.07.02》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所