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国の「文化審議会」は、泉佐野市大木地区の「日根荘大木(ひねのしょうおおぎ)の農村景観」を「重要文化的景観」に選定するよう答申しました。
「重要文化的景観」に選定されるのは大阪府内では初めてです。中世にさかのぼる公家の荘園遺跡に起源をもち、古くからの景観が現在まで受け継がれていることが評価されています。
近畿2府6県では、これまでに「近江八幡の水郷」(滋賀県近江八幡市)など5件が選定されています。
「日根荘」は五摂家の一つである「九条家」の荘園で、鎌倉時代に成立しました。「大木地区」は、棚田状の耕地や山裾近くの小規模な水田など、地形を生かした農地が今に残っています。また、古文書や絵図などが豊富にあり、これらの資料に登場する寺社やため池なども現存しています。
「日根荘」ゆかりの寺社などは「国指定史跡・日根荘遺跡」を形成し、今回新たに関連の南北朝〜戦国時代の山城「土丸・雨山城跡」が追加指定されることになりました。
また、吹田市にある「旧中西氏庭園」と「旧西尾氏庭園」が「登録記念物」(名勝)の登録が答申されています。
《讀賣新聞13.06.22》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所