「華麗なるギャッツビー」:作家「スコット・フィッツジェラルド」
現在、「兵庫県立美術館」でクラーク展」が開催されています。
「クラーク美術館」は1955年開館の、アメリカのマサチューセッツ州「ウィリアムズタウン」にある美術館です。ニューヨーク・ ボストンから車で約3時間。広大な森の中に立地しています。
創業者の「ロバート・スターリング・クラーク」はアメリカの実業家で、フランス人の女優であった妻「フランシーヌ」と、欧米で収集したコレクションを所蔵しています。
「ルネサンス」から、近代に至るまでのヨーロッパ絵画、また陶器や銀器などの工芸といった、時代と地域を越えた幅広い作品が揃えられています。
なかでも、30点以上におよぶ「オーギュスト・ルノワール」による油彩画は、大変貴重なコレクションです。
他にも「ピサロ」「シスレー」「モネ」など、印象派絵画の質の高さが特徴です。
この「クラーク」コレクション、がまとまった形で館を離れ、国外で展示されたことはありませんでした。しかし2010年より、「安藤忠雄」さんが指揮をとり、施設の増改築工事が行われ、これに伴い2011年にコレクションの世界巡回展開催が決定し、日本展が実現したのです。
これまで、「クラーク美術館」所蔵の作品が日本に来ることも、また距離的な問題もあり、日本人が「クラーク美術館」を訪れることも少ないものでした。
今回は「ルノワール」を中心に19世紀フランス絵画73点が来日しますが、そのうち59点が初来日とのことで、希少な機会といえます。
《讀賣新聞13.06.08夕刊》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所