「伏見稲荷大社(京都)」と「すずめ」焼き
猛暑到来を前に「大阪労働局」が、建設現場での「熱中症」予防に力を入れています。冷房の効かない屋外作業が多いうえ、昨年は管内の建設現場の患者が、前年から倍増しています。大阪管区気象台の3か月予報(6~8月)では、今夏も平年より暑くなる見通しで、「大阪労働局」は初めて現場向けの「チラシ」を作製し、積極的に注意を呼び掛ける考えです。また、企業側の取り組みも、少しずつ進んでいます。
「熱中症」は、大量に汗をかいて水分や塩分が不足し、体内の調整機能が狂う障害で、「めまい」や「立ちくらみ」を起こし、ひどい場合は「意識障害」や「けいれん」に至ります。
「大阪労働局」によると、府内の建設現場では昨年7~9月に、4日以上の休業を要する「熱中症」が、昨年の倍となる8件発生。コンクリートの取り壊し作業をしていた40歳代の男性は、救急搬送され、体調を崩したまま半月近く仕事を休んだということです。
事態を重くみた「大阪労働局」は今年、建設現場向けとしては初となる「チラシ」を作製。
・こまめに水分・塩分を取る
・休憩は風通しのよい涼しい場所で
・体調不良を感じたら、早めに申し出て医療機関で診察を
など注意点を記し、パトロール時や「安全管理研修会」などで配っています。
《讀賣新聞13.06.06》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所