解体工事中のビル倒壊「フィラデルフィア」

高塚哲治

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 アメリカ東部ペンシルバニア州「フィラデルフィア」で6月5日、解体工事中のビルが倒壊、隣接する店舗を直撃し6人が死亡、13人が「がれき」の下敷きになるなどして負傷したようです。
 「フィラデルフィア」市長は、女性56人と男性1人が死亡したと発表しました。
 倒壊したビルが、慈善団体の救世軍が運営する「リサイクル店」を直撃した模様。2時間あまり閉じ込められながらも無事に救出され、比較的軽傷で済んだ女性もいたようです。
 現場に居合わせた男性は、「揺れを感じて転ぶ人もいた。人々は悲鳴を上げて外に飛び出した。ビルの中にも人がいて、悲鳴が聞こえた。」と事故発生当時の様子を語っています。この男性は、通行人や現場作業員らとともに、「がれき」の下敷きになった人たちを助け出したといいます。
 別の男性は倒壊したビルについて、「いつか崩れると思っていた。」と、現場の作業員らに毎日のように警告していたと話しています。
 警察はこの事故について「業務災害」と説明しており、米労働安全衛生局(CSHA)も報告を受けて調査に乗り出しています。倒壊したビルについて、規制違反や苦情などの報告は入っていなかったといいます。
 現場は「フィラデルフィア」中心部の繁華街で、近くにある「ムター博物館」は人気観光スポットになっていますが、救出活動の拠点のため、当面の間休館するようです。








《讀賣新聞13.06.06》

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所 

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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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