「伏見稲荷大社(京都)」と「すずめ」焼き
ブラジルで今年6月中旬に開幕するサッカーの国際大会「コンフェデレーションズカップ」で3試合の会場となる同国北東部「サルバドル」のスタジアムが豪雨の影響で屋根の一部に穴が出来る被害が出ました。
屋根の金属パネルの一部が曲がって雨水がたまり、その重みで崩落し、三角形の穴が開いたといいます。通常の排水経路が機能せず、前日に屋根を調べた際、作業員らがパネルを曲げたのが原因のようです。
修理は進み、6月15日から始まる「コンフェデレーションズカップ」には間に合うということです。このスタジアムは、ブラジルが2014年に主催するサッカーの「ワールドカップ(W杯)」本大会に備えて新設されたものです。
W杯では計6試合が行われる予定の多目的スタジアムで、公式使用のための試験が先月実施され、合格していました。
同スタジアムの運営団体は、施設の耐久性は検査で合格し、屋根崩落はスタジアムの安全性とは別の問題と主張。ただ、競技場の大規模検査は実施する模様です。
今回の屋根破損は、「リオデジャネイロ」が2016年夏季五輪の開催都市でもあり、ブラジルのW杯開催能力に新たな疑問を突き付ける材料ともなりかねません。巨大なスポーツ祭典の連続開催を準備するブラジルですが、関連施設建設などの遅れへの懸念が払拭されない状態が続いているようです。
同市では、五輪の陸上競技会場となり、サッカーの地元クラブの本拠地であるスタジアムで大きな構造的欠陥が見つかり、無期限閉鎖に追い込まれる混乱も生まれています。
《讀賣新聞13.06.05》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所