「華麗なるギャッツビー」:作家「スコット・フィッツジェラルド」
日本とスペインの交流開始から400年を記念し、「マドリード」の「プラド美術館」で6月から「日本美術展」が開催されます。
「プラド美術館」が所蔵し今回初めて一般公開される日本の浮世絵(約30点)と、日本の貴重な文化財である「流水四季草花図屏風」(酒井 抱一作)、「鶴鹿図屏風」(尾形光琳作)の二双の屏風が展示される予定です。
「プラド美術館」は、1785年に「カルロス3世」が自然科学に関する博物館をつくるため、「フアン・デ・ビジャヌエバ」に設計をさせました。しかし博物館として使われることはなく、「カルロス3世」の孫の「フェルナンド7世」 (スペイン王)が、妻「マリア・イサベル・デ・ブラガンサ」の進言を受けて美術館となりました。
コレクションの基礎は、「フェリペ2世」と「フェリペ4世」が築き、1819年に「王立美術館」として開館し、1868年の革命後「プラド美術館」と改称されました。現在は文化省所管の国立美術館です。
「ベラスケス」「ゴヤ」などのスペイン絵画が質量ともに充実していることはいうまでもなく、「フランドル」「イタリア」などの外国絵画も充実しています。スペイン王室のコレクションに「フランドル絵画」が多数加えられた16世紀から17世紀にかけて、「フランドル」はスペイン王室の領土であったためで、「ルーベンス」が仕えたのも、「ハプスブルク家」のネーデルラント総督であったスペイン王女「イサベル」でした。
《讀賣新聞13.05.25夕刊》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所