「マヤ遺跡」を破壊:中米「ベリーズ」

高塚哲治

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 中米「ベリーズ」にある古代「マヤ文明」の遺跡で、2300年前に建造された「ピラミッド」がショベルやブルドーザーで破壊されました。地元メディアの報道によると、「ピラミッド」は道路の舗装材として使う目的で破壊されたとみられています。
 報道によると、同国北部のノームル地区で先週、寺院の遺跡の「ピラミッド」が破壊されました。「ピラミッド」は約4万人が住む集落の中心部にあり、高さは約19メートルあったということです。紀元前250年ごろの建造とされ、石灰岩を積み上げた構造になっていました。
 遺跡を故意に破壊した者に対しては、10年の禁錮または1万ドル(約100万円)の罰金が定められていますが、専門家らは、土地の所有者と建設業者に対して警察が捜査に乗り出すことを求める意向です。
 「ベリーズ」の密林には20以上の「マヤ遺跡」が潜んでいるようです。「ベリーズ」史の重要な部分である「マヤ」の歴史はB.C.1500年頃からA.D.900年まで繁栄期を経て、その後15世紀まで続き、その間ベリーズは「マヤ文化」の中心となった時期もあるとのこと。
 「グアテマラ」の「ティカル遺跡」よりも大きな「カラコル」(Caracol)遺跡や「マヤ文化」の中で最も高い建設物のある「シュナントニッチ」(Xunantunich)遺跡等、近年、発掘・研究が進み、「マヤ文明」の研究者の間でも脚光を浴びているようです。ほとんどが保護区です。








《讀賣新聞13.05.24》

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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