「大阪ハリストス正教会」:木造ビザンチン様式
文化審議会(宮田亮平会長)は、室町幕府を開いた足利氏ゆかりの「鑁阿寺(ばんなじ)本堂」(栃木県足利市)を「国宝」に、加賀藩主だった前田家の居宅を含む「旧前田家本邸」(東京都目黒区)など9件を「重要文化財」に、それぞれ指定するよう下村博文文部科学相に答申しました。
また、「島根県津和野町の旧城下町」など2地区を「重要伝統的建造物群保存地区」にすることや、火事で全焼した「重要文化財」:「金山寺本堂」(岡山市)の指定解除も求めています。
いずれも、近く答申通り告示され、建造物分野の「重要文化財」は計2406件(うち国宝218件)、「保存地区」は104地区になります。
国宝(National treasures)とは、日本の「文化財保護法」によって国が指定した「有形文化財(重要文化財)」のうち、世界文化の見地から価値の高いもので、たぐいない国民の宝たるものであるとして国(文部科学大臣)が指定したものです(「文化財保護法」第27条第2項)。建造物/絵画/彫刻/工芸品/書跡・典籍/古文書/考古資料および歴史資料が指定されています。
《讀賣新聞13.05.18》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所