「ボストン美術館展」ジャポニズム
新「ローマ法王」に初めて中南米出身の【ホルヘ・マリオ・ペルゴリオ枢機卿】が選出され、法王名が【フランシスコ1世】となりました。
【フランシスコ】といえば、ウンブリア地方アッシジの町で『清貧の思想』を説いた聖人。人間にとって本当に必要なものは愛と平和だけであり、それ以外のものはすべて不要だと主張し、いさかいや対立は所有することに端を発すると説いています。その『清貧の思想』は平和主義と分かちがたく結びつき、キリスト教とイスラームの宗教対立の時代、そしてまたキリスト教世界が十字軍の熱狂のただなかにあった時代に、他宗教との対話のため、対立する陣営にみずから赴いたといわれています。
壮麗なゴシック建築の「聖フランチェスコ聖堂」を訪れると、心が洗われるようです。
《讀賣新聞2013.03.15》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所