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高塚哲治

欠陥住宅問題を解決し良質な建築の創造へ導く一級建築士

高塚哲治(たかつかてつじ) / 建築家

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

コラム

被災校舎の復旧で「粗雑工事」が発覚:「欠陥住宅(49)」

2013年3月11日 公開 / 2020年12月28日更新

テーマ:欠陥住宅

コラムカテゴリ:住宅・建物

 茨城県つくば市の中学校で、新築工事中の鉄筋コンクリート造(RC造)3階建ての渡り廊下を一旦全て取り壊し、つくり直しているということです。
 コンクリートを打設した際に、締め固めが不十分で大規模な「ジヤンカ」(コンクリートの打設不良の一つ。締め固め不足やセメントと砂利の分離、また型枠下端からのセメントペーストの漏れにより空隙ができ強度が下がり、脆くなっている状態。豆板(まめいた)とも呼ぶ。)が発生したことが原因のようです。
 渡り廊下は、東日本大震災で崩れたため撤去され、再建する工事中にトラブルか起こり、工期は当初の1月末から3月までに延びるとのこと。《日経アーキテクチュア2013-3-10》
 「資材の高騰」「労務不足」「技術力の低下」「建設プロセスの高度化(システム化)」などに伴い、不良工事が増加しないことを願うばかりです。





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