「天王寺美術館」閉鎖

高塚哲治

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 大阪市が、老朽化した「市立美術館(天王寺美術館)」を閉鎖し、北区中之島に計画中の新たな美術館との統合を検討しているようです。建設予定地は国から購入済で、契約上、3月末までに美術館を建設しなければ、市は国に最大48億円の違約金を支払うことになり、2月の幹部会議で最終判断をするとのこと。《資料は、讀賣新聞2013年1月30日から抜粋》
 美術館の所在地は住友家本邸のあった場所で、住友家から美術館の建設を目的に日本庭園「慶沢園」とともに敷地を寄贈され、1936年(昭和11年)に開館したものです。本館は伊藤正文・海上静一によって設計されています。1927年(昭和2年)12月より建設に着手し、途中工事が中断されるなどし、10年近くの歳月を費やして1936年(昭和11年)4月完成。鉄骨鉄筋コンクリート造の地下1階、地上3階、塔屋1階。建築面積は4,033㎡、延床面積は12,716㎡です。
 また、昭和初期の建築物が姿を消すのは寂しい限りです。



タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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