【沈下修復工事】傾斜角/変形角:「欠陥住宅(42)」

高塚哲治

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テーマ:欠陥住宅

 地耐力不足、基礎形式の不適などの理由で建築物が沈下するケースがあります。その原因と対応は様々であり、個々の物件ごとに詳細調査と技術的/法律的判断が必要となります。
 【沈下修復工事】の必要性の要否は不具合事象の程度によりますが、沈下修正を必要とする目安(標準)は「傾斜角」が6~8/1000、「変形角」が5/1000程度と考えられています。基礎の損傷状況と構造耐力、上部構造の仕口部の変形や隙間、内外装の損傷程度、建具の建付けや開閉などの不具合程度、および建具の変形や床の傾斜など、沈下の計測結果ばかりでなく不具合事象の程度などを勘案し、総合的な検討に基づき判断する必要があります。
《添付資料:小規模建築物基礎設計指針(日本建築学会)抜粋》





タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治
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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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