「欠陥住宅(27)」「断熱材」の施工状態に伴う「断熱性能」の差異

高塚哲治

高塚哲治

テーマ:欠陥住宅

 木造建築物(住宅)に「断熱材」を取り付ける場合、「断熱材」のわずかな隙間や過度に押し込んだ施工は、「断熱性能」を著しく低下させることになります。「断熱材」のいい加減な施工の多さを、既存木造建築物(住宅)の調査時、新築木造建築物(住宅)の確認時に認識させられます。
 熱エネルギーが壁や窓ガラスを通して温度の高い空間から低い空間へ伝わる現象を「熱貫流」といいます。そのときに熱の伝わりやすさを表す数値が「熱貫流率」です。面積1㎡あたり1時間あたりどれくらい(何キロカロリー)の熱が流れるかを表わしています。この数字が小さいほど、熱を逃がしにくくなります。
 「断熱材」の施工状態も欠かせぬチェック項目の一つです。



調査鑑定/設計監理/CM(コンストラクションマネジメント)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

高塚哲治
専門家

高塚哲治(建築家)

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

高塚哲治プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

欠陥住宅問題を解決し良質な建築の創造へ導く一級建築士

高塚哲治プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼