老人ホームの将来像?

高塚哲治

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テーマ:旬の話題

「日経ビジネス2012.7.15」に老人ホームの特集があります。(老人ホーム革命「1億総介護時代」を生き抜く処方箋)
 【10年間で60万戸を整備する。】昨年10月、国土交通省と厚生労働省の共管制度として、「サービス付き高齢者向け住宅」の登録制度がスタートしました。
 「サ高住」と呼ばれるこの施設は、高齢者向けにバリアフリー設計された賃貸住宅のことで、安否確認や生活に間する相談といった高齢者の生活を支援するサービスが付帯しています。介護については、基本的に施設付随ではなく、必要であれば個々人で外部事業者などの巡回・訪問サービスを受けることを想定しています。                
 すべてが施設内で完結している「介護付き有料老人ホーム」と比べると、入居費用が安く抑えられる点がメリットとなります。これまで経済的な理由で介護施設に入れなかった「待機老人」の解消にもつながると喧伝されています。
 2012年度、この新型老人ホーム「サ高住」の整備に、政府は355億円の予算を注ぎ込む予定です。建設に対する補助金などを通じて設置を急ぎ、今後も増え続けることが確実な高齢者の受け皿にしたいという考えです。
 厚労省の「社会福祉施設等調査結果」によると、これまで「老人ホーム」の主流だった、「特別養護老人ホーム」(特養)などの「老人福祉施設」と、「有料老人ホーム」の定員数は、2010年度に約34万人。「サ高住」が予定通り普及すれば、これら「旧来型ホーム」の約2倍に上る施設が供給されることになるとのことです。
 老いは万人に共通であり、悩ましい限りです。




設計監理/調査鑑定/CM
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治
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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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