「欠陥マンション」(東京・青山)発覚:【建築プロセスの最適化】の重要性
新築/増改築においてトラブルが発生する建設プロセス上の要因を考察すると、いくつかに分類されます。
今回は五つ目の要因です。
⑤工期が短く、施工が雑になり「防水不良」「雨漏り」「タイルの剥離」「鉄筋のかぶり厚さ不足」「亀裂」などの不具合現象が生じるケースです。分譲マンションのトラブルに該当します。分譲マンションは、部屋数の確保/床面積の拡大/高い天井の確保などから、「逆梁」「セットバック」「ボイドスラブ」などが用いられ、非常に複雑な形状をしたものもあり、短工期で施工するには無理があります。そのため、最上階(「防水不良」「雨漏り」など)/外壁仕上げ(「タイルの剥離」など)に支障が出ることになります。