「欠陥住宅(10)」トラブルが発生する建設プロセス上の要因⑤

高塚哲治

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テーマ:欠陥住宅

 新築/増改築においてトラブルが発生する建設プロセス上の要因を考察すると、いくつかに分類されます。
 
 今回は五つ目の要因です。

⑤工期が短く、施工が雑になり「防水不良」「雨漏り」「タイルの剥離」「鉄筋のかぶり厚さ不足」「亀裂」などの不具合現象が生じるケースです。分譲マンションのトラブルに該当します。分譲マンションは、部屋数の確保/床面積の拡大/高い天井の確保などから、「逆梁」「セットバック」「ボイドスラブ」などが用いられ、非常に複雑な形状をしたものもあり、短工期で施工するには無理があります。そのため、最上階(「防水不良」「雨漏り」など)/外壁仕上げ(「タイルの剥離」など)に支障が出ることになります。

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高塚哲治
専門家

高塚哲治(建築家)

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

高塚哲治プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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