『勝てる戦略』。その作り方と実践【商人舎WEBコンテンツ19・1月号】原稿
世の中には、「自分の持っている力を発揮できないでいる人が多くいる」と私は思っています。
「育休や介護、家事などで、外に出て働けない・・・」
「高い能力を持っているのに、その資産を活用できない」
今までの仕事の仕方にとらわれないやり方。
仕事をする時間や場所に捉われない、今まで遣っていた仕組みを変えることで、実力を発揮できる人は、世の中に多くいると思います。
そして、やる気のある人に、活躍の場を与えてあげれば、日本のGDPは、確実に向上するだろうと、私は何時も考えています。
このことと同じように、能力は有るのに、会社がそれを引き出すことが出来ないでいる。
また、引き出すことを遣っていない(考えていない)スーパーマーケットが、世の中には山ほどあると思います。
このことは、非常に勿体ないことです。
会社は、そのことに早く気付き、そのための行動をすることが求められます。
パート社員を会議に参加させたら、生産性が飛躍的に上がった
私の実体験から、結論めいたことを言わせていただくと、
「教えてあげれば、理解して伸びる人が多くいる」ということです。
この数か月の間でも、一挙に業績を大きく伸ばしてくれた、パート社員のグループや担当者が多くいます。
しかも、数十分程度のアドバイスをしただけなのに、です。
その逆に、何回も時間を掛けて、社長、部長、店長に伝えても、業績にほとんど変化が無い場合も有ります。
これが、マネージメント力のないリーダーの現実です。
「先ずは、リーダーが教わって、部下に伝えなければ」と言う様な、上司の存在意義みたいなもので、不必要なプライドが邪魔しているのかも知れません。
単純に、部下への伝え方が分からない上司の場合もあるでしょう。
どちらにしても、現場が良い結果を出せれば良いのです。
前者の事例は、「一人でも多くの社員に参加してもらって、会社を良くしたい」という、単純で素直なリーダーの思いから来るものです。
そして、そのことによって、一人ひとりの社員が成長してくれる。
だから、結果が変わるという、いたって単純な構図なのです。
そして、社員の成長が会社を支えている。
一人ひとりの成長を考えて、そのための最善の方法を考えることが、真のリーダーの仕事です。
社長や部長や店長が、ボトルネック(制約条件)になってはいけません。
教育訓練という、最大最高の戦略的・投資。そして、最大のリ
先述したパート社員のチームは、数十分、数万円の投資で、少なく見積もって年間300万円程度のリターン(粗利益)を生むことになるでしょう。
そして、その投資は、目先の売上を追う様な、戦術的で一時的なものではなく、パート従業員の方々が、一挙に成長してくれて、継続的な利益を生み出してくれます。
正に、人財として、「会社には要なくてはならない重要な資産」と言えるでしょう。
「考え方が変わると行動が変わり、行動が変わると結果が変わる」のです。
社長ばかりが頑張っても、なかなか結果は変わらないのではないでしょうか。
パート社員という人材を人財、重要資産になってもらうことを考えましょう。
そのための教育訓練に時間とお金を投資しましょう。
最低時給が上がっても、成長した人財のいる会社は、ビクともしません。
生産性向上と会社の成長のために、人財に高い時給を取ってもらう発想を持ちましょう。
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