確実に売上を上げる4つの大原則 スーパーの客単価と粗利益向上策
【スーパーコンサルからのヒント】
昨日は、大阪で業務改善のコンサルティングでした。
2月3日は、スーパーマーケットにとっては、大イベントの節分の恵方巻。
寿司や惣菜部門では、大きな売上を記録する重要な日です。
マーケティングとしては、松竹梅の法則(ゴルディロックス効果)を使った戦略的な価格設定や、数量限定や特典を付けた予約販売などによって、販売数量アップや販売単価アップをはかります。
クライアントの各店の予約については、昨年の2倍の予約を記録。
販売総数でも、二桁を優に超し、売上も予算を大幅に超えることが出来ました。
しかし、その一方で、予想を上回る販売数量から、欠品が発生し、予約のお客を待たせるなど、多くの課題も噴出する事態を招いています。
それらを踏まえて、細部の問題もすべて洗い出し、2021年計画を組んでもらいます。
POSデータを活用した定量データ。
数字では表せないことを文字にする定性データ。
そとて、売場や商品の写真。
などでまとめ、各データを情報に変えて、反省と対策、そして、2021年計画にするのです。
これらの作業は、「記憶が鮮明なうちに残す」ことが、非常に重要です。
特に、定性データは、時間の経過とともに、記憶が薄れ、意識も低下して、情報としての価値が低下してしまいますので要注意です。
今回、クライアントは、大きな失敗を起こしてしまいましたが、過ぎたことを何時までも考えていても仕方がありません。
重要なことは、「次は、どうする」をしっかり考えて、計画をまとめることです。
大小の課題に対して、改善策を決めて、次に改善行動をとることで、チームの更なる成長を実現することが出来ます。
失敗は、成長の糧であると考えます。
「せっかくの失敗」をしたのですから、それを活用しない手はありません。