徹底した“高鮮度”を売ることで地域一番店になる!
「自分に魅力を提供してくれない店には行かない」
当たり前のことですが、解っていないオーナーや経営幹部が、意外に多くいます。
当然ですが、そこで働くバイヤーも、同じことになります。
原因は、色々あると考えられますが、
このような場合、「顧客満足」を唱えているけど、行動は伴っておらず、こちらの都合になっているということです。
それと、現場で感じることは、
「安く売れば売れる」という、新入社員でも出来ることをただ続けているということもあります。
価格だけが、お客の求めるものではないことに気付いていないのです。
お客の心を捕まえる方法は、価格以外に幾つもあるのに、です。
当然ですが、素晴らしい品質で、魅力的な商品やサービスがお買い得であれば、お客は嬉しいのでしょう。
しかし、魅力のない店は、大した品質でもない物を低価格で販売しているだけで、多くのお客は反応しません。
それと、価格だけのお客は、お店に利益を落としてくれません。そして、価格でいなくなり、クレームも多いという現実もあります。
また、ドラックストアが、これだけ増えたことによって、NB商品の継続的低価格が当たり前になっています。
当然、お店の利用の仕方(購買行動)も、自ずと変化して、使い分けしてくるでしょう。
そうなると、ただの安売りの店では、お客からしたら、「欲しいものが無い店」というレッテルを張られることになってしまいます。
低価格戦略は、業務改善を行って、ローコストオペレーションを実現して、戦略的に低価格を打ち出すという原理原則を実行しなければなりません。
そこから外れた行動は、確実に衰退の方向に向かうことになるでしょう。
どちらにしても、ローコストオペレーションは、ビジネスの基本です。
注意しなければならないことは、ただの人減らし的なやり方では、全く意味がありません。
お客も、従業員も、喜ばないことは、サッサと止める。
そして、お客が、喜ぶことに徹底して時間を振り向けるということを、確実に日々実行することです。
自店の強みを再確認して、地域で販売されていない、魅力的な商品やサービスに焦点を当てて、戦略的に行動しましょう。
お客は、「自分に魅力を提供してくれない店には行かない」のですから、その魅力を探し出し、提供することに軸足を移しましょう。
きっと、仕事も楽しくなるはずです。