15時の鮮度チェックが、売上と生産性と営業利益を大幅にアップさせる! スーパーマーケット重要戦略
先日、『業務改善セミナー』を実施させていただきました。
多くの方が熱心に参加していただいて、講師として、とても嬉しいセミナーになりました。
このセミナーの中で、驚かされることが有りましたので、お話ししたいと思います。
私は、セミナーを進行する中で、参加者に質問をしました。
「皆さんの中で、チェーンストア理論を勉強された方は、いらっしゃいますか」
「関係する本を読んだことでも結構です」
「・・・・・・」
参加者は全員無言です。
誰一人、手が上がりませんでした。
またこれまで、弊社のクライアントの数名の社長と話をしていて、
「私達は、原理原則を勉強していません」
というお話を何回か聞いたことが有りました。
しかし、『業務改善セミナー』に参加している人たちが、一人も勉強したことが無いということには、正直驚かされました。
学び方』を学ぶ
中小のスーパーマーケットが、思うように利益が出ずに苦しんでいる大きな原因は、ここのところにもあると思うのです。
私自身、サラリーマンの時、業務改善チームのリーダーをさせてもらっていましたが、最初は全くの手探り状態でした。
ハッキリ言って、誰かに教えてもらわなければ、そもそも、「どうやれば良いのか」が解りませんでした。
社内で考えていても、なかなか効果を出す方法は浮かんできません。
生産性向上のための業務改善誰をやろうとする場合、最初に『学び方』を学び、『改善行動』に移ることをしなければ、たいして効果の出ない行動で、多くの無駄な時間を使ってしまうことになります。
そのためには、基本を学ぶ必要が有ります。
『根幹』を抑えれば、良い『枝葉』は出てくる
スポーツの世界でも、良いコーチに出会った普通の選手が、大きく伸びることが有ります。
仕事においても、良い本、良いセミナーなどで、正しい『良い学び』をすることを優先すべきです。
要するに基本(原理原則)を学ぶことを優先すべきです。
学んでいるその時は、時間がかかって遠回りの様でも、中長期的には、結果的に確実な成果を生むことになると思います。
原理原則は、木の根幹のことです。
このことを理解して勉強していれば、やがて元気の良い枝葉が育つことになります。これがアイデアです。
また、枝葉は剪定(カット)しても、また、元気な新しい芽(アイデア)が出てくるのです。
原理原則を学ぶことなく、他所の成功している表層的な部分を真似して実行していても、一時的な効果しか得られません。
チェーンストア理論が全てではなく、時代の変化と共に使えなくなってきた部分もあることは確かです。
しかし、基本中の基本は、勉強して抑えていく必要があると思います。
何事も、原理原則を理解して行動することが、無駄の少ない有効な時間を使えることになると思います。
会社の規模が小さくても、成長するチャンスは大いにあると思います。