売上を簡単に上げる方法 【商品開発・編】
11月2日、弊社クライアントのスーパーマーケットの店舗が新規オープンしました。
9時半の開店時間には、小雨もパラついていましたが、徐々に回復。良い日和になりました。正しく「雨降って地固まる」です。
関係する皆さんに良いことが沢山あるような予感がします。
コンサルティングの契約をいただいて2年目。
初めは、正直どうなることかと思っていましたが、オーナー(二代目の息子さん)の誠実な人柄と、社員の皆さんのご努力で徐々にではありますが、形が見えてきているように思います。
思いを形にする
コンサルティングの最初のほうから、私はオーナーにUSPの話をしました。
USPとは、『独自の売り』を作り出して、お客に訴えることで、競合店との差別化をはかるということです。
地域において、業界において、タイミングにおいてと言うように、『唯一』をお客が体感できる環境を作り出し、『潜在ニーズ』を呼び込むのです。
彼はそれを、ずっと念頭に置いてくれています。
「地域の皆さんに、良い店やん。楽しい店やん。と言ってもらえる店作ろうや」
と、常々従業員の皆さんに投げかけていらっしゃいます。
口で言うほど、行動は簡単なことではないのですが、大事なのは、このコンセプトを大事にして、従業員の皆さんとベクトルを合わせる努力を常々することです。
チーム力が出せない会社は、ここに大きな原因が有ります。
精神的、情緒的、感情的な価値を考える
今回ご紹介している店舗は、決して大きなお店ではありません。
特別安売りを仕掛けているわけでもありません。
品揃えが多いとは、冗談にも言えません。
このお店のコンセプトの本質は、
品揃えや低価格などの本質的、表面的、物理的などで表現される『価値』というよりも、
「愉しいな」「面白いな」という様な精神的、情緒的、感情的なという様な『価値』
に焦点を当てたものです。
藁焼き・かつおのタタキ、実演販売
活魚・水槽
価格とは一線を引く商売の仕方
消費行動の二極化などとよく言われますが、それは、セグメント(市場を細分化して考える)の仕方の一部でしかありません。世の中は、金持ちとそれ以外などと単純に分けられるものではありませんし、人間の価値観とは、全く相容れないものです。
「安い店」という価値を棚上げにして、
「楽しい店」「面白い店」「癒される店」など、情緒的価値をお客に提供することを考えてみると、商売の新しい方向性が見えてきます。
私は、「効率化、生産性を絶対に無視してはいけない」(生産性の向上)と常々各クライアントには申し上げています。
同時に、この情緒的価値を考えて行動すること(差別化戦略)が、中小零細企業の生き残りのための重要な要素です。
全国鍋まつり
価格を考えないで、お客の方に寄り添う努力をすると、多くのアイデアが出やすくなります。
それまでに、思いもつかなかった発想も湧いてくるものです。
どのような商売でも、楽しい店には人が集まります。
もし、あなたが価格に焦点が当たって、お店がジリ貧になっているとしたら、
そして、方向性が見出せなくて、何から手を付けていいか迷っていたら、考えてみてください。
視える景色が変わってきます。
小手先のノウハウの使い回しでは、一時的な成果しか期待できません。
コンセプトを持った、ノウホワイ(なぜやるか)をしっかり考えて行動しましょう。
大手ができないことは、数え切れないほどあるのです。
この店舗も、まだまだ発展半ばです。
皆さんに、「ぜひ参考にして観に来てください」と言えるところまでは来ていません。
しかし、確実に成長してくれています。ここが、重要なところなのです。
★★★★★『スーパーの営業戦略』 その他の参考記事★★★★★
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