即効で、スーパーの粗利益をアップさせる 直ぐに実行できる8つ方法
➔ターゲットは、「家族で少し豪華な内食」組、そして「日帰りでの行楽」組
期間の提案メニューとしては、子供からお年寄りまで楽しめる、焼肉(バーベキュー)、手巻き寿司、ちらし寿司、サラダ。
そして、デザートは、カットフルーツとそれを利用した、ケーキ作りを提案。いずれも、売り場を拡大して、徹底して売り込みをかける。
☛キーワードは『家族で嬉しいパーティメニュー・簡単便利に手間いらず』
■バーベキュー(焼肉・焼きそば)関連材料の売り込み
葉物、薬味から、土物など関連アイテムも多い。あと1品を買ってもらえる(関連購買)ように、同一平台で関連陳列を徹底しよう。
<関連アイテム>
サンチュー(チシャ)、ゴマの葉、カット葱、オクラ、生椎茸、エリンギ、玉葱、南瓜、
人参、にんにく、土生姜、スイートコーンなど
<効果を拡大させるための工夫>
①100円均一売り場で、販売店数を増やす
一客の購買点数アップを狙って、値入ミックスを行い、均一売場を作ると効果的
②カット野菜
メーカーのアウトパックを利用することもできるが、キャベツや玉ねぎ、生椎茸などの
主要アイテムを盛付けて焼肉セットにチャレンジして販売数量アップをはかる
③精肉売り場の焼肉コーナーでのクロスMDの徹底
サンチュー(チシャ)、ゴマの葉、にんにく、土生姜、スイートコーン(レトルトパック)
など ※フェイシング確保や専用什器を使って、出来るだけ大陳出来る様に工夫する
④売場に『みんな大好き・焼肉・バーベキュー』などのトップボードを掲示して視認率を
高める
■手巻き寿司関連材料の売り込み
子供たちも大好きで、準備に手間いらずのメニューの一つ。これも焼肉と同じく、アボカドや海苔なども同一売場で関連陳列を徹底して関連購買を促し、販売点数拡大に努めよう。
<関連アイテム>
サニーレタス、サラダ菜、セロリ、かいわれ大根、カット葱、大葉、アボカド、胡瓜、人参、新玉葱など
<効果を拡大させるための工夫>
①アボカドは、追熟を行いベストの状態で売込むと大幅に販売数量を拡大できる
②青果売場でクロスMDの徹底
加工食品の海苔やワサビ、梅肉、納豆などを関連陳列して、関連購買、想起購買を促す
③売場に『みんなで・楽しい手巻き寿司』などのトップボードを掲示して視認率を高める
■サラダ材料関連の売り込み
焼肉(バーベキュー)には、サラダは欠かせない。また、パーティの食卓を華やかにする。
素材の鮮度などをアピールして、パプリカ、新玉葱などを利用した『ちょっと贅沢』サラダを提案しよう。
<関連アイテム>
高糖度トマト、トマト、きゅうり、レタス、ブロッコリー、パプリカ、アボカド、
レモン、バジル、新じゃが芋、新玉ねぎなど
カットサラダ
<効果を拡大させるための工夫>
①高糖度トマト、玉ねぎやじゃが芋など新ものの付加価値をPOPで伝える
②トッピングにドライフルーツ、ナッツを関連陳列する。
③ジャー・サラダの提案
タンブラーやメイソンジャーのような透明の瓶の中に好きな野菜を詰めて、
カラフルで簡単にできて、数日保存も出来る
④売場に『野菜たっぷり・健康サラダ』などのトップボードを掲示して視認率を
高める
■果物の売り込み
気温の上昇を利用して、味の良い果物を売込む。
はしりの商品である西瓜、メロンは、味を十分に吟味して高品質のものを選定して売り込む。キウイフルーツ、オレンジ、グレープフルーツは、年間で上位の消費支出をする時期、朝食提案などを行い、売場を拡大する。上位の売上は苺、バナナ、りんご。売り込むSKUを決め、フェイシングを確保する。
■カットフルーツ
いうまでもなく、簡単便利のアイテム。
アウトパックの商品もあるが、それでは、販売量を増やすことは難しい。
店内でカットし、鮮度感、出来立て感を出し、素材の味を吟味して、素材系は糖度も確実に測定し、POP表示も行うこと。そして、マグネットに売り場を設定する。
これらのことを確実に続けて行えば、販売数量は年々確実に伸びる。
<効果を拡大させるための工夫>
①パイナップル、西瓜、メロンを中心に、特に量目を大・中・小(食べ切りサイズ)のS
KUを常時取り揃えること。 ※食べきりサイズは夜間欠品しない事
②フルーツたっぷり、手作りケーキの提案
各種素材パックと盛り合わせパック(メロン、ブルーベリー、マンゴーなど)を作って、
量目と単価的に買い易さを演出する。
③カットフルーツ(野菜)は1年間で売り込む
ゴールデンウイークにカットフルーツの売上を大幅にアップさせるためには、この期間
の短期だけの売場作りではそれは望みにくい。
カットフルーツは、気温の上昇とともに、西瓜やパイナップル、メロンを中心に販売量
を大きく伸ばす。しかし、その伸びは、それまでの品揃えによって差が大きくなる。
要するに、お客様がそのお店でカットした果物を買う習慣ができているか、そうでない
かで、販売料の差が大きくなる。特にパイナップルは年間販売。
■POP(トップボード)事例・・・関連陳列の平台などの上部へ掲示する
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